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────パタパタパタッ






ELLY「…──Aッ!」

広臣「あーELLYじゃん。Aがよ ちょうど今 ELLYのしょんべんがどうのって」

「ちょっと、」




聞こえてたのかよ!




ELLY「それどころじゃないよ!おt、…レオが!」


直人「オレオ?」

健二郎「お?」




直人さんと健二郎さんが揃えて首を傾げる様に、ELLYは少しだけ煩わしそうにした。




ELLY「ふざけてる場合じゃなくて!ちょ、っと


とにかく来て!!」




物凄い形相で手招きするELLYの様子に、尋常じゃない事態を予想して

足は自然と動き出していた。




「っ、」

広臣「あ、おい!…ちょっと健ちゃんこれ後よろしく!」

隆二「健ちゃんこっちも頼むね!」

直人「俺も行く〜」



健二郎「は?!ちょ、ホンマに?!直人さんまで??!

待って、ねえ!
俺たこ焼きしか焼けんのやけど!!


あ、お好みも焼けるわ。




ってちゃうわボケッッ
そうゆうことちゃうわ!!」




俺一人置いてかないで〜!!
と叫ぶ健二郎さんの声は、申し訳ないが全く耳に入って来ず。


ビーサンの上から降り注ぐ浜の砂の熱さを気にする余裕もないほど焦っていた。



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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2015年7月26日 21時

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