♪20♪ ページ21
久しぶりにあんなに泣いた。
今まで溜め込んでた物、全部流れちゃった感じ
今は裕子先輩と一緒に練習室に戻ってるところ
考えてみれば、私にも悪い所はあった。
錦戸先輩の事、怖いって思ったら、目をみて話せなくなったし
絶対怒られると思って、私から話しかける事もしなかった。
心を閉ざしてたの、私の方かもしれないな。
でも、これからの私は違う。
裕子先輩が、私のこと必要って言ってくれたんだ。
基本的に、負けず嫌いの私。
絶対、錦戸先輩には、負けないんだから‼‼
ガラッ
裕「ただいまー。
あっ、私、先に音楽室行ってるね。」
貴「はーい。」
錦「あの、…俺、ちょっとキツく言い過ぎた。
………ゴメン。」
貴「先輩、もーいいです。
気にしないで下さい。私も、悪い所あったんです。
あっっ!私、部活続けることにしました。
それと、これからはガンガンいくことにしましたんでっ‼
先輩には、負けません。
覚悟しといて下さいね‼
じゃあ、音楽室行ってきまーす。」
錦「…………」
(何だ、あいつ⁉⁉
女って、切り替え、早っ⁉)
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作者名:ちか | 作成日時:2014年9月7日 14時