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触れてはいけない秘め事は ページ22

こちらにて、より詳しい過去に
触れた物語を書いていきます。
───────────────────
Frisk side

「お願いだから…それ以上
こっちに踏み込んで来ないでよ…!」

怯えたように僕らにカッターナイフを向けるSion。
その青い瞳は波打つように潤み
今にも溢れてしまいそうな程、涙を溜めさせた。

握られたカッターナイフがカタカタと震えている。
Sionが怯えているのを表すかのように。

「ちょっ…Chara!?何してるの!?」

そんなSionを見たCharaは
あり得ない行動に出た。

僕らへ向けたカッターナイフの刃を─掴んだのだ。

ボタボタと滴り落ちる大量の血に
流石のSionも
ひっ、と小さく悲鳴を溢した。

「…こんな物で僕らを殺す気?」

掴んだカッターナイフにグッと力を込めたせいか
更に床へ大きく赤い染みを作っていく。

「駄目、はやく離して…」

「僕らに向けた割には嫌がるんだね?
傷付けようって向けたんじゃなかったの?」

傷付くのを見たくないのか嫌だと首を振るSionに
Charaは痛みを表情に出す事は無く、
平然に振る舞っている。

「──やめろよ!」

我慢が出来なくなった僕は、Charaの手を強引に
カッターナイフから引き剥がす。
それと同時にSionは力が抜けたように
カッターナイフを取り落とした。

「ごめん…取り乱した。」

「…危ないから二度としないで。」

未だ血が溢れて止まない
Charaの掌の傷を応急処置しておく。
ふとSionに目をやると、
顔を青ざめてカタカタと震えているのが分かった。

そんなSionを見てか、
Charaは顔を歪ませると彼女に近付くと

─座り込むSionを抱きしめた。

過去と罪過を→←感情



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クロセ(プロフ) - はじめまして!続きを楽しみにしてます! (2020年6月2日 23時) (レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
きりにゃー - ロイヤルガードさん、タイミングう! (2020年3月4日 1時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - 名前カタカナになってますが十六夜です!(汗) (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - いえいえ!大丈夫ですよ!仕事が忙しくこちらも返信できずすいません!時間があるたびに見に来ます!!((オイ (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 十六夜さん» 返信遅くなってしまいすみません。今時期は様々な用事がありロクに更新出来ずにいます。途中で作品を放るつもりは更々ありませんのでお時間が空いている時にでもまたいらしてください。 (2020年1月8日 18時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年7月15日 14時

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