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公演 ページ2

「F,Frisk!お願いだから降ろしてくれ…!」

「うわっ…と、暴れちゃ危ないよ?」

身体を反り、Friskの腕から逃れようと
何度も試みるが抱き抱える腕は
私を降ろそうとする事は無い。

「折角ここまで来たんだ。
もう少しデートを続けようよ?」

微笑を浮かべ、笑いかける。
私を運びながらFriskが歩くのは紫色の細い通路。
左側には剥がれかけたポスターが貼られている。

「…Mettatonの最新公演…?
Sion、Mettatonって
地下世界の大スターじゃなかったっけ?」

Papyrusがファンだったよね、と溢すFriskだが
私にとって、それは些細な事に過ぎない。

人間だからって狙われるかもしれない…
一度だけ、面識のある私を覚えているだろうか。
それもFriskが落ちてくる前の話だが。

「そろそろ開演時間みたいだ。
折角だし…寄ってみようか。」

一通りポスターを眺めたFriskは
通路の奥へと歩き始めた。


少し歩くと、開けた場所に出た。
薄暗いその場所には見覚えがある。

Mettatonが歌い終わったら落とされるヤツだ…

画面上じゃゲームだからと楽しんでいたが
今は状況が全く違う。
…バーナーに焼き殺されるかもしれない。

死なない身体だが、痛みはある。
切り傷よりも火傷の方がたちが悪いだろう。
それに…Friskが殺されるかもしれない……
これは…何とか回避を試みなくては。

「あぁ、そこにいるのはもしかして…
私の運命の人……?」

行動を脳裏で考えていると
頭上からノイズのような声が響いてきた。

……早速、本人のお出ましだ。

悲劇の開幕→←設定



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クロセ(プロフ) - はじめまして!続きを楽しみにしてます! (2020年6月2日 23時) (レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
きりにゃー - ロイヤルガードさん、タイミングう! (2020年3月4日 1時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - 名前カタカナになってますが十六夜です!(汗) (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
イザヨイ - いえいえ!大丈夫ですよ!仕事が忙しくこちらも返信できずすいません!時間があるたびに見に来ます!!((オイ (2020年2月4日 17時) (レス) id: 447a13bfc7 (このIDを非表示/違反報告)
零ノ花(プロフ) - 十六夜さん» 返信遅くなってしまいすみません。今時期は様々な用事がありロクに更新出来ずにいます。途中で作品を放るつもりは更々ありませんのでお時間が空いている時にでもまたいらしてください。 (2020年1月8日 18時) (レス) id: fd8ff30996 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零ノ花 | 作成日時:2019年7月15日 14時

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