Y ページ24
家に帰ってきた瑞稀くんはもう一泊させてほしい。と言ってきたので、快く承諾した。
こうやって、少しずつでも頼ってくれるのが嬉しい。
でも、彼の意図は別のところにあった。
ベッドルームに行くと、ベッドに腰を掛けて小さく震えていた。
�盒供Э雉�くん！？
井上：ビクッ。
�盒供Г◆Ｉ櫃�ったよね？ごめんごめん。
そう言って優しく頭を撫でると瑞稀くんはフルフルと首を横に振る。
井上：ちょ、と緊張してたの。
�盒供Ф枋ァ�
井上：優斗に全部。聞いてほしい。
今日みたいに苦しくなっちゃうこともあると思うから、優斗に話したい。そう言って瑞稀くんはこちらを見つめてきた。
井上：いい？
�盒供ГΔ鵝�いいよ。
そう言って俺は、震える瑞稀くんの肩を優しく抱いた。
瑞稀くんは照れ臭そうに微笑むと一言一言ゆっくり話し始めた。
井上：俺には双子のお兄ちゃんがいたの。
�盒供Г─◆�
お兄ちゃんって双子だったんだ…
井上：二卵性双生児ってやつで全然似てなかったんだけど、仲良くてかっこよくて、いつもいつも俺を守ってくれて自慢のお兄ちゃんだった。
�盒供А◆△Δ鵝�
井上：でもね。ある日、なんか冬なのに暑い感覚がして飛び起きたら真っ赤な火が取り囲んでて。涼と一緒に一生懸命逃げた。だけど、上から照明が落ちてきて、それを見た涼が俺を突き飛ばした。
なに、、それ。
なんだよ。
この先は想像できるから、なるだけ聞きたくなかった。
だけど…
井上：うっ、、泣。ハァッ…
�盒供�大丈夫。大丈夫。ゆっくり話して？
井上：んっ、、泣。ｺｸｯ
君のがもっと辛いんだよね。
井上：照明に阻まれて涼は出入り口に行けなかった。
《涼：逃げろ！瑞稀！！》
井上：涼のね。最後の言葉。ずっとずっーと覚えてるの。逃げろ！って声が…その度すっごい苦しい…泣。けど、、、これが俺が背負っていくべき罰だから。だからっ、、、
俺は思わず瑞稀くんを抱きしめた。
�盒供Э匹�ったね。瑞稀。
井上：うっ、、泣。ゆ、うとっ、、、泣
そのあと瑞稀くんが見せてくれた体には火傷のあとがたくさんついていた。
けど、、、
君に真新しい痣や切り傷があるの。
俺は気付いた。
きっとこれが、君の全てじゃないんだよね。
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あおいろ(プロフ) - 標さん» ありがとうございます！ゆとみずの話少ないですよね…私も結構マイナーなペアのお話好きなので更新頑張ります！ (2020年5月25日 22時) (
レス) id: 7095de8d74 (このIDを非表示/違反報告)
標(プロフ) - ゆとみずのお話少ないので読めて嬉しいです！応援してます(*^^*) (2020年5月25日 13時) (レス) id: 6f35936fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいろ | 作成日時：2020年5月21日 17時
