君にこの歌を (ページ42)

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無実ページ42

瑞稀side

優斗と2人である場所へ向かう。

井上：これではしもっちゃんは戻って来られるんだよね。

髙橋：っ、わかんないけど。今できるのはこれしかないと思うから。

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宮本：こんな感じですかね。

あの後、バーの宮本さんは俺たちに防犯カメラの映像を見せてくれた。

そこにはレイと

里中：優さんってこの後どうします？

大久保：レイちゃんが行きたいところに行こうかなぁ。

髙橋：っ、気持ち悪い…

井上：優斗本音。

そこまではまだ気持ち悪いで済んだ。

けど、、、

里中：橋本くんの情報。上手く売ってくれますか？

井上：へ？

宮本：、、こんなこと話してたんだ…

私、勝手に裏切って…

そんな彼女の言葉は俺にはもう届いていなくて、

髙橋：ありがとうございました。

宮本：あの、防犯カメラの件はマスターには内緒でお願いします。

宮本さんにそのカメラの映像を貰って優斗とバーを後にしていた。
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俺が着いたのは『週刊サウス』という会社だった。

髙橋：週刊誌に潰されたのに週刊誌に売るってね。

あの後から俺らが調べた情報によると大久保という男は『週刊ノース』の編集長兼はしもっちゃんと滝沢社長の情報を出した張本人ではないかというのだ。

髙橋：俺の叔父さんがここの編集長だから。

そんな話をボーッと聞いていると、

優樹：優斗～！お待たせ～！

髙橋：久しぶり！！

そう言って2人はパチンと手を合わせる。

優樹：井上くん。よろしくね。お話、一緒に聞かせてくれるんだよね。

そう言った優樹さんは先程優斗と手を合わせた時の顔とは全く違って少しビビる。

井上：よ、よろしくお願いします。

優樹：じゃあここではあれだから会議室行こうか。

確かにここではたくさんの人の視線を感じる。

井上：はい。

これではしもっちゃんの無実を晴らせるんだよね。

井上：優斗、行、、。

え？

俺が振り返った時優斗は、

優樹：優斗！？

俺の目線の先にはいなかった。