井上瑞稀 ページ3
滝沢：まずはあの子。
衝撃の言葉を数分前に言った滝沢社長に連れて来られたのは一つのレッスン室。
さっきのレッスン室とは違って俺と同じくらいの年齢の子たちが次の先輩のコンサートのバックの確認やパート決めをしていた。
あの子と指さされた先にいたのは…
�盒供Г△了辧�
めっちゃかわいい。
男の子？というくらい甘い顔立ちに華奢な体型、目はくりくりでキラキラしてる。
しかも、
振付師：いいぞ！井上！
ローラーを履いたままジャンプ、バク転、ロンダートお構いなしだ。
�盒供Г△鵑併辧�そうそういませんよ！
滝沢：俺が引き止めたい理由。わかるだろ？
確かに…
あんなこと言われた時にさっさと辞めればいいのに。と思ったことを後悔するくらい素晴らしいスキルの持ち主だ。
振付師：じゃあ。ここのパートはセンター井上で…
井上：あの…俺じゃなくて、もっといい子とかいませんか？ほらっ！その…浮所くん…とか？
、、、、、、は？
何言ってんだ。あの子。
ここ、はっきり言って見せ場だぞ。
振付師：そんなこと言ってもだな…
井上：お願いします！俺っ！そんな目立たなくても、全然。いや、むしろ目立たないほうがいいんで。
、、、、、は？
高橋：あの子。アイドルむいてないっすよ。
滝沢：、、、、、、、、、、。
俺は正直言って、この子とグループを組める気がしなかった。
やる気のない子は正直に言って邪魔だから…
でも…
滝沢：、、、、、、、。
�盒供Г覆鵑婆曚辰討襪鵑任垢�！？、、、え？
そう言った俺に顎でもう一度あの子のことを指す社長。
研修生1：瑞稀。いいよいいよ。お前目立たなくても大丈夫だから笑
研修生2：お前こんなに長く事務所いんだから目立たなくてもいいだろ。
研修生1：アハハッ！いつになったらデビューできんかな笑？
そんなことを言われている。
�盒供Г海譴辰董�
滝沢：何を言っても止められないんだ。
あの子は手を握りしめて耐えている。
あぁ。
あの子はやる気がないんじゃない。
周りの奴らがあの子のやる気をへし折ってるんだ…
�盒供�滝沢社長！あの子の名前って…
滝沢：、、、井上瑞稀。
�盒供О羮綽雉�！俺と！伝説になりませんか？
気がついたら叫んでいた…
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作者名：あおいろ | 作成日時：2020年4月22日 14時
