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「おはよう、たかぎ〜」
相変わらず眠そうな伊野尾くんは俺の隣にドサッと腰掛けた。
「伊野尾くんおはよ。寝不足？」
「ちゃんと5時間以上は寝たよ、」
言いながら目がとろんとしてる。伊野尾くんはいつも遅くまでバイトをしてるからこんな日はしょっちゅうだった。
「昨日山田とゆっくり話せた？知り合いだったんだろ？」
山田の名前を出すと、伊野尾くんの肩がビクリと動いた。
…やっぱりなんかありそうなんだよな、二人。
「うん、高校以来で懐かしい話しちゃったよ。」
へらっと喋ってみせるけど、伊野尾くんの強がりとか恥じらいも一緒に居てわかるようになってきたつもりだ、俺でも。
「なんか隠してない？言いたくないなら構わないけど」
「…�睫擇里�せに痛いとこついてくるねえ」
これはこれは、久しぶりにちょっと弱ってる伊野尾くんかもしれない。
「…付き合ってた、ってだけ。今はただの友達だよ。」
「……」
「なんか言えよ、せっかく話してやったのに」
「あぁ、ごめん。意外だったから、」
伊野尾くんのムスッとした視線が刺さる。
でも本当に言葉が見つからないほど俺は驚いていた。
伊野尾くんは中性的な見た目だけど、女の子好きなイメージがあったから…
「�睫擇�合コン来ないのってそういうことじゃねえの？」
「は、なにが」
「有岡くん、ただの友達じゃなさそうって思ったよ。だから俺も話しちゃった。」
なんだ、伊野尾くんも俺の事わかるようになってたんだな。
「いつも俺に話してくれた"後輩"があの子でしょ？�睫擇梁膵イ�な」
「…そうだよ、有岡くんとは付き合ってる。」
俺が正直に話すと伊野尾くんはふふっと笑った。
「また俺にも会わせてよ。」
「うん。有岡くんも話したがってた。」
さっきの切なそうな伊野尾くんは気付いたら居なくなっていた。
二人がいい友達に戻れてればいいなと思う。
そんな心配をしながら、教室を出ると、有岡くんと山田が俺たちを待っていた。
「�睫據�一緒に学食行かない？」
っていう可愛いお誘いが俺に、
「いのおちゃん、お弁当作ってきたから一緒に食べよ？」
ちょっと変わったお誘いが伊野尾くんに。
「…友達が友達に弁当作んのか？」
「俺が食べさせたいの。いのおちゃんの好きな物ばっかだよ？」
「…変な奴、しょうがないからいいよ食べてやっても。みんなで学食行こ、」
少し恥ずかしそうに、伊野尾くんは俺の後ろに隠れた。
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ららりる(プロフ) - いのありすけさん» いのありすけ様 ありがとうございます^^*お互い更新頑張りましょうね！ (2020年6月8日 9時) (
レス) id: 9caf9169a2 (このIDを非表示/違反報告)
いのありすけ - なんと優しい方(´∀｀*)ありがとうございます！それと、このお話大好きです！応援してます！ (2020年6月8日 6時) (レス) id: 6632e5a6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ららりる(プロフ) - いのありすけさん» いのありすけ様 コメントありがとうございます。そうだったのですね！こちらも気付かず申し訳ございませんでした。そもそもが曲の歌詞なので同じになってしまうのも仕方ないと思います。私はぜんぜん気にしませんので、お好きなように更新していってください！ (2020年6月8日 0時) (レス) id: 9caf9169a2 (このIDを非表示/違反報告)
いのありすけ - コメント失礼します。ごめんなさい！今、初めて気付いたのですが私が最近書き始めたお話と題名が同じで…私が完全に悪いので不快に思われたら私の作品を消去しますので遠慮なしに言ってください。本当にごめんなさい！ (2020年6月8日 0時) (レス) id: 6632e5a6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ららりる(プロフ) - chamu_yaoさん» chamu_yao様 コメントありがとうございます。匂わせてみました、笑 次話でガッツリ絡ませようとは思っております。もし2人の組み合わせやリバに地雷がありましたらご注意ください！素敵なコメントありがとうございました。ゆっくり更新頑張ります^^ (2020年3月12日 13時) (レス) id: 9caf9169a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ららりる | 作成日時：2020年3月8日 17時
