癒し系末っ子【２】

83 side與 ページ35

だんだんAの気持ちも傍から見てわかるようになった







にっしーのことが好きなのはもうバレバレで









本人以外、薄々勘づいてると思う







でもやっぱり






Aのことが好きな俺にとっては、見てるのが辛い







にっしーは良い奴だし、一途だし








Aを幸せに出来ると思う








俺だってAを幸せにしたいけど、







それは俺の役目じゃない









もう、終止符を打とう









そう思いAをご飯に誘ったんだ








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A「わ〜、ここいっぱい料理があるね！」


與「そうなんよ、いい店やろ？」


A「うん！みんなにも紹介したい！！」




その『みんな』には 真っ先ににっしーの顔が浮かんでるんだろう…




少し顔が赤いもんな




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與「Aー？俺なー」



A「うん？」



與「Aのこと好きなんよ笑」


A「ふふ笑 なぁに？いきなり。私も真ちゃんのこと好きだよ？」




……ちがう




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與「…違う…Aの好きはメンバーとしてやろ？




…






俺は恋愛感情としてAが好きや」









A「……え？」



そう言って食べ物を箸から落とすA



與「落ちてんで笑



Aの好きな人が俺やないのなんて知ってる。だから結果なんて分かっとる……



けど、やっぱり言っときたくて……」





A「……そんな…ごめんっ…私…今まで無神経なことばっかり真ちゃんに言って……っ」




あぁA、涙がこぼれそうやで…？




與「泣くなって笑 俺は大丈夫やから、」


A「…真ちゃん、ごめん…ごめんなさいっ…」





必死に謝りながら両手で涙を拭き取るA







與「A…最初で最後やからこうさせて？」



俺はAを抱きしめた







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A、ありがとうな






にっしー…Aのこと頼んだで？

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