73 side西島 ページ25
やらないと分からないのにできないなんて
納得がいかない
俺はまたスタッフと言い合いをしていた
今回は初めて一緒に仕事するスタッフさんだしなかなか意見が合わない
はぁ〜〜…
俺だって最高のライブにしたい
ファンの人たちに最高の思いをさせたい
その思いが強すぎてついムキになってしまうことが多々あった
・
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楽屋へ戻っても重たい空気のまま
俺のせいではあるけど、それにまた腹が立つ
浦「にっしー、あれはもう諦めた方がいいんじゃない?」
西「なんでだよ、やってみなきゃわかんねーだろ」
末「失敗してからじゃおせーだろ」
西「そのためにリハーサルがあんだろ」
日「そうだけどよ…」
西「はぁ〜〜…ちょっと出てくわ」
末「おいっ!」
俺はそう言って楽屋を出た
なんでみんなそう決め付けるんだよ
自分通りにならないことがとても腹が立った
・
・
A「にっしー…?」
Aが走って追いかけてきた
西「…何しに来たんだよ」
俺はまだ気持ちの整理がついておらず、強い口調で当たってしまった
A「みんなのとこ…戻ろうよ…」
西「……説教するならやめろよ?」
A「…ちがっ」
西「……はぁ…Aは何がしたいの?意見も言わないでさ、ただひたすら決まったことをやるってわけ?そういうとこが子供だって思われるんじゃねーの?」
俺は頭に血が上っていてコントロールが効かなかった
A「そ、そうだよね…笑ご、ごめん…」
Aは涙目にして作り笑顔をした
與「にっしー、自分の思い通りにいかないからってAに当たるのはちゃうやろ」
A「真ちゃん…」
與「もう少し頭冷やした方がええ。行こ、A」
A「うん…」
・
・
・
西「クソッ」
與が言ったことは全てあっている
俺がただ単にAに八つ当たりをしたんだ
子供なのはAじゃない
子供なのは俺だ…
西「はぁ…」
謝ろう
みんなにも
Aにも
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サト(プロフ) - まりゅさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです(^^) (2016年8月24日 8時) (レス) id: 2fc50de754 (このIDを非表示/違反報告)
まりゅ(プロフ) - いつも見てます!にっしーかわいい! (2016年8月22日 22時) (レス) id: 6a7be1e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サト | 作成日時:2016年8月17日 1時