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＊３＊ ページ7
「もしOKならこのボタン受け取って欲しい」
あかん…。泣きそう…。
先輩が私の事知っててくれただけでも嬉しいのに、まさか両想いやったなんて…。
「アカンかったかな…？」
フルフルと頭を振った。
「…私も入学した時から先輩がずっと好きでした」
涙をポロポロ流しながら先輩から第二ボタンを受け取る。
「よろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします…っ、」
「泣かんでええって」
「…すみません…っ、」
頭を撫でてもらう私の後ろで倉子と錦子の祝福する声が聞こえてくる。
＊
先輩からもらった第二ボタンは加工して指輪にした。
着けると「…恥ずかしいて」って先輩が照れるけど、嬉しそうな顔してるの知ってるんよ。ふふ。
＊end＊
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作者名：あおねこ | 作成日時：2016年6月15日 1時
