＊２＊ ページ48
…なんだかおでこがひんやりする。めっちゃ気持ちいいわぁ…。
「……ん、」
…あ、今何時やろ…？そろそろ起きて料理の準備せなあかんなぁ…。
「章ちゃん、起きた？」
……えっ？この声、まさか……？？
「…ま、まるっ！？何でおるん！？…ちょ、今何時っ…？？」ｱｾ
「さっき20時回ったとこやで」
「……うせやん…。ごめん…、まるのお祝いの準備、何も出来てへん…」
「謝らんでええよ。章ちゃん朝から体調悪かったんやろ？」
「…何で知って…、」
「マネから聞いた。約束の時間になっても章ちゃんと連絡取れへんかったから、何か知らへんか？って」
「……そっか、」
「何で体調悪いん言うてくれんかったん？」
「…だって、まるの誕生日お祝いしたかったから…」
「今日じゃなくたって今度でも…、」
「今日やないと意味ないねん…っ！！」
「…章ちゃん？」
「…まるが産まれた大切な日やから、どうしても今日お祝いしたかったんや…」
「ふふ、ありがとう。その気持ちは凄く嬉しいわ。…でもさ、章ちゃんにもし何かあったらお祝い処じゃなくなってまうかもしれへんねんで？」
「……ぇ、？」
「風邪拗らせて肺炎になってまう可能性だってあるかも判らん」
「……でも、」
「…章ちゃん。早く元気になる様に今はゆっくり休も、な？」
「…ん、」ｺｸﾝ
「ええ子やね」ﾅﾃﾞ
頭を撫でてくれるまるの手が温かい。
「ご飯は？」
「…まだ。食欲ないねん…」
「でも何か少し口にした方がええよ？体力持たなくなってまうし。あ、卵入りのお粥さん作ってきたるわ。ちょっとキッチン借りるな」
「おん」
「出来るまで横んなっとき」ﾅﾃﾞ
「ありがとう」
まるの優しくて大きな愛情が僕を包み込んでくれる。
早く元気になって、次は僕がまるにたくさん愛情を注ぐからね！
そして後日、まるに愛情たっぷりの手料理と僕自身を堪能して貰いました♡
＊end＊
橙さんお誕生日おめでとうございます！
実はこの話の作成途中で青さんが体調不良になったと知り不安と心配で堪りません…。
本当今はゆっくり休んで早く元気な姿を見せて欲しいですよね！
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作者名：あおねこ | 作成日時：2016年6月15日 1時
