＊かき氷＊ ページ23
黄青 りある
黄side
炎天下外ロケ。
番組のスタッフさんがかき氷の差し入れを用意してくれた。
「わぁ！かき氷ってめっちゃテンション上がるよなぁ♪」
隣でピョンピョン飛び跳ねながら喜んでいる章ちゃん。
俺は流石に飛び跳ねたりはせんけど、めっちゃテンション上がってる！
「何味にする〜？」
「俺はスタンダードにイチゴでええわ」
「じゃ、僕はブルーハワイ！」
セルフやから自分達で好きな様にフルーツをトッピングしたりして、かき氷を作っていく。
「亮、練乳いる？」
「おん」
二人でキャッキャッしながら作ってたら、スタッフさんが『仲良しですね』って。
当たり前やん、付き合うてんねんから！
自慢したいけど内緒の交際やから我慢我慢。
「完成〜！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
「ええやん！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
お互いのかき氷を作り合って、かなりの出来に二人して拍手。
「章ちゃんのセンスやな」ﾆｺ
「亮のが上手やんか」ﾆｺ
褒め合って笑い合いながら、早速作ったかき氷を頂く。
「うまっ！」
「おいしいなぁ！」
「何コレ！氷フワッフワしてるで！」
「ほんまフワフワやしすぐ溶けて無くなるなぁ！」
味わいながらもあっという間に完食した。
「りょー、見て？」
名前を呼ばれ章ちゃんの方を見てみると、
「べぇ」
微笑みながら舌を出してきた。
……ドキン！と胸が鳴る。
アカン…、めっちゃえ っ ちくて色っぽい…/
「子供の頃かき氷食べた後見せあったりせんかった？舌青なってる〜とか言うてさ」ﾌﾌ
「…お、おん」
もう今は何も考えられへん位、只その唇にキ スしたかった。
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作者名：あおねこ | 作成日時：2016年6月15日 1時
