＊俺と彼女と彼女の親友＊ ページ16
緑青♀＋黄♀ 学ぱろ
緑side
体育館にパンッと響くバレーボールの音。
キュッと鳴るシューズの音。
そして、ジャンプする度に見えるへそチラ。
揺れるたわわなお っ ぱ…
「黙れ、ボン熊！」
「ちょ…、亮ちゃんまだ言い終わってな…」
「心の声だろうが誰が言わせるか！章ちゃんの(認めてへんけど！)彼氏やからって変な目で見んといて！」
「だってあれは目が行ってまうやろ〜。んふふ♡」
「変 態！どス ケ ベ！何で章ちゃんこんなん彼氏にしたんやろ…」
「そうなる運命やねん、俺ら♡」
「キ モ イ！！」
隣で俺に悪態を吐いてくるこの子は、彼女の章子と同級生の亮子ちゃん。
そして二人は幼馴染みで大親友。どんな時でもいつも一緒だった間柄。
其処に彼氏として俺が割って入る形になってしまった事が切っ掛けで、亮ちゃんの逆鱗に触れたのは間違いない…。
『絶対認めへん！』って宣言されたのも記憶に新しい…。
でもやっぱり彼氏として認めて欲しいから、亮ちゃんに認めて貰えるまで”手を繋いだり””キ ス又はそれ以上を望んだり”したらアカンって約束はちゃんと守ってるんやで？
こう見えて意外と律儀やねん！俺！
「あ、たっちょん！りょーちゃん！迎えに来てくれたん？」
練習が終わり、章子が声を掛けて来た。
運動した後の汗がキラキラ輝いて眩しい。
しかも少し息が上がってて赤みがかった頬が何かエ ロ い！！
「おん！章子お疲れ！」
「お疲れさまー！」
「ありがとぉ！」ﾆｺ
んはっ！！笑顔が可愛い可愛い可愛い可愛…
「章ちゃん。帰りに楽器屋寄ってこーや？」
「うん！ええよ。すぐ着替えてくるね」
タタッと走って部室に姿を消してしまった。
「二人で帰れるなんて思うなよ？」ｼﾞｰ
「……はい」
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作者名：あおねこ | 作成日時：2016年6月15日 1時
