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3話 ページ4

学校の帰り道歩いていると目の前の建物から匡平が出てきた



そこには山王ゼミナールと書いてある



(塾?何で匡平が塾?)



まったく結びつかない




後を追うように匡平のお父さんが出てくるが匡平は自転車に乗ってその場を去ってく




家について匡平にLINEをする



「今日帰り道に塾から出てくる匡平みたんだけどどうしたの?」




するとすぐに返事がきた




『ちょっと外出れる?話したいことある』




近くの神社に行くと浮かない顔の匡平がいた




そこで匡平がお父さんに無理やり塾に入れさせられた話を聞いた




『大体わかった、大変だったね』




「いきなり過ぎて全然ついてけねーしあのくそ親父が勝手に決めたことがむかつくんだよ」




私と同じで親の言いなりみたいになってきた匡平の気持ちが痛いほどわかる




『匡平は?どうしたいの?』




「今さら勉強なんか始めたっておせーよ」




『匡平!あのさ、お父さんに反発してみない?』




「は?」




自分でも自分の言ったことにびっくりした
でも匡平を変えたいと思った



『今からだって遅くない、なんなら私も教える』
『親のいいなりになるのなんて嫌だけどこれで匡平が大学入ったらお父さん見返せるじゃん!』




匡平は困った顔をしたが




「なまえと同じ大学ならやる」




え、ちょっと匡平さん
確かに一緒なら私も嬉しいけど私の志望は東大だよ?
あの東大だよ?
私だって入れるかわからないあの東大だよ?




『え?本気なの?』




「当たり前だろ、やってみなきゃわかんねぇ」




真っ直ぐ彼の瞳は既に決心していた




こうなったら匡平は止められない




『わかった、私全力でサポートする』




「俺、明日あの塾いってくる」




『私も行こうかな』




「は?お前別に塾通う必要ないだろ」




『匡平と勉強したくなった』




匡平となら私もつまらない日常から抜け出せる気がする




『でもね匡平、東大甘くないから覚悟してね』




「上等」




そうして私たちは塾へ通うことにした

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:なお | 作成日時:2019年3月19日 19時

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