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…あぁ。
さっきは他の人のカバンで隠れて見えてなかったんだ。
スーツのお兄さんの隣には同じようにジャットを着た女の人がいた。
しかも、たぶん、彼女。
「うん、大丈夫だよ」
「この時間めっちゃ混んでますね」
「ね、」
あれ、でも敬語でしゃべってる
「ーくん、」
彼女サンがお兄さんの名前を呼んだみたいだっただけど肝心なところが聞き取れない。
「ん？」
ん？だって、！！！やば、
お兄さんは、小柄な彼女サンに合わせて背中をちょっと屈めて、耳を女の人の唇に寄せにいった。
彼女サンはそれでも少し背伸びをして、お兄さんの耳元でなにかを囁いて、
「…へ？ガチで？(笑)」
「うん、(笑)」
「ええ…もう……俺こういうのだめだ、(笑)」
「…(笑)」
楽しそうに二人とも笑い合う。
顔を寄せあって見つめ合う姿はなにかのドラマのシーンみたいだった。
やばーーーー、なにこれ、こんな人たちいるんだ、、、
超きれい、、、
ってかお兄さんめっっちゃ女の人のこと好きなんだろうな、
距離感というか、彼女サンのことを見る目が、もうなんか「好き」が溢れてるかんじするし。
彼女サンの方も、なんだかすごく、…幸せそうだった。
いいな、愛されるってこういうことなのかも
なんてダサいポエムみたいな言葉が浮かんだ。
けど、本当に私もいつか、あんな風になりたい。
謎のあったかい気持ちになって、打ちかけだったメッセージを送信した。
彼女さんいっしょでした〜
かなうそーーーーん。なしすぎ
でもね、すごい勉強になった
かなは?べんきょー?なにそれ??
？マークをたくさん頭の上に浮かべたくまのスタンプが送られてくる。
そうこうしているうちに電車は次の駅に着いて、お兄さんたちは人混みに紛れて降りていった。
その後ろ姿を見えなくなるまで見つめて、床に置いていたバックをきちんと肩にかけ直す。
ずっしりとした重みが、なぜか今は誇らしく思えた。
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きゅん - 担降りしたとか、忙しくなったとかですかね？だと良いんですけど。。元気でいらっしゃることを願っております。 (2023年3月8日 2時) (
レス) id: 51fa7197f2 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん - 琉叶さん、大丈夫ですか？💦大丈夫というか、お元気ですか？🥺急に途絶えてしまったので、心配です、、 (2023年3月7日 13時) (レス) id: 51fa7197f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 更新ずっと待ってます。ほんとにほんとに大好きです。 (2020年11月15日 23時) (レス) id: 572714d195 (このIDを非表示/違反報告)
lilly(プロフ) - 1番と言っても過言ではない程好きな作品なので更新待ってます！！！ (2020年9月9日 0時) (レス) id: 781d1e2d46 (このIDを非表示/違反報告)
倖 - 更新楽しみに待ってます。 (2020年4月24日 4時) (レス) id: 825a5581ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉叶 | 作成日時：2019年7月4日 2時
