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「そういや、昔ばーちゃんが『ブロットが溜まるから気軽に魔法を使うな』って口酸っぱく言われたっけ」
「大きな力にはリスクが伴う。どんなに優れた魔法士も、無尽蔵に魔法を使えるわけではないんです。それはもちろん、虹の愛し子もです」
「それは……私もブロットを蓄積しているということですか？」
「もちろん。ですが、虹の愛し子は魔素を取り込んで魔力を作っているため、普通の魔法士と比べてもブロットが生じにくいのです」
「だからって使いすぎもよくありませんが」と学園長は後付けのように言った。
意外となんでもアリだと思っていたけど、虹の愛し子にもオーバーブロットする可能性があるのね。
……これはなるべく気をつけたほうがいいかもしれない。
「つまり魔法を使えば使うほど不健康になるってことなんだゾ！？」
「いいえ、そうとも限りません。ふぅむ。こればかりは説明するより見せたほうが話が早そうですね」
「見せる？」
「ゴーストのみなさん、お仕事ですよ！」
学園長が呼びかけると、どこからともなくゴーストが現れる。
「やあやあ。お呼びかね、学園長」
「え？な、なになに？」
いくら学園内にいるゴーストを見慣れていると言っても、やはり数体も囲まれれば困惑する。
「ひとつ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください」
「えぇっ？」
「よしきた。いっちょ揉んでやりますかな」
「学園長！？」
慌てて学園長のほうを見るも、彼は平然と命令を下す。
「さあ、君たちマジカルペンを構えなさい。学園長の特別授業はまだまだ続きますよ」
こ、この鴉野郎……！
清々しいほど生徒を見捨てた学園長に軽く殺意を抱きながら、私たちは襲ってくるゴーストたちと戦う羽目になった。
EPISODE2-4 蓄積デンジャラス！→←EPISODE2-3 狂騒ガイダンス！
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ブロッサム(プロフ) - かしこまりました！ご報告ありがとうございます！ (2020年12月17日 20時) (
レス) id: d825f142fb (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - もし見落としなどありましたら申し訳ありません。特にメイデーア要素について記載していなければ、検討の程よろしくお願いいたします。しつこい連投失礼しました。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - 連投失礼します。今の状態ですと、そんな気は無くてもメイデーアを知っている人にとってはパクリのように感じてしまう方も居ると思います。一応こちらの方でも全章注意書きを確認させて頂きましたが、見当たらなかったので今回投稿させて頂きました。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - はじめまして、この章までですが読ませていただきました。私もメイデーア転生物語を読んでいます。コメントに『メイデーア要素が入ってますよね』という問に『そう』と答えていますが、良ければ注意書きに『メイデーア要素あり』といったことを書いて頂けると幸いです。 (2020年12月17日 19時) (レス) id: cb75c43f0e (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そうなんですよ！知ってる人にはわかるものなんですね！ (2020年12月11日 18時) (レス) id: be455224a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2020年11月19日 1時
