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マレウスの膨大な魔力を感じとり、自身の終わりを悟る。
だが、その時に異変が起きた。
「――！」
「！？」
マレウスの動きが一瞬鈍り、照準がずれたのだ。
放たれた魔法はオルトのいる場所から逸れて着弾したのを見て、マレウスは小さく舌打ちする。
「チッ、外したか」
(――なんだ？今一瞬、マレウスさんの動きがフリーズした？まるで、CPUの過負荷で処理落ちしたみたいな……)
先ほどの現象にオルトが訝しんだ時だ。
「解析完了。全データをクリプト・メモリコアに収束しました」
「！！KB-RS02！全アンカーを回収！退却だ！」
「グルルル！」
オルトの指示にKB-RS02が吠えると、マレウスはそれを見てまた魔力を溜め込む。
「鬱陶しい。まるで顔の前を飛び回る羽虫のようだ。……失せろ。フッ！」
オルトの周辺を緑色の炎が取り囲み、その際にKB-RS02も破壊される。
「KB-RS02！くっ……でも、KB-RS02が気を逸らしてくれたおかげで、アンカーは全て回収できた。あとはこれを、魔法領域の外に届けるだけ……！」
オルトが脱出を試みようとしたタイミングで、界面付近で振動が起きた。
「……今度は何だ？どいつもこいつも、忌々しい！」
「！！この揺れは……！」
マレウスが忌々しげに顔を歪める中、オルトは界面の向こうを見た。
EPISODE7-105 援護バースト！→←EPISODE7-104 脱出ドミニオン！
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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (1月29日 13時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続編おめでとうございます！！ (1月29日 12時) (レス) id: a9aa886257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年1月29日 0時
