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そうして妖精の導きのまま歩いていると、突然地面が揺れた。
「ふなっ！？地震か！？」
「！！危ない、グリム！A！」
「え！？」
シルバー先輩が私たちを抱えた直後、近くの木に雷が落ちた。
「うぎゃ〜！？目の前の気に雷が落ちた！？」
「あ、あやうく感電死するところだったわね……！」
「きっとマレノア様が戦っているんだ。マレノア様が敵を引き付けてくださっているうちに、急いで親父殿に追いつかなくては……」
「そうですね――」
気を取り直して、足を動かそうとした時だ。
「あっちから声が聞こえたぞ！」
「ヴァンルージュかもしれん！捜せ！」
だが運悪くも、近くにいた『銀の梟』に気付かれてしまった。
チッ、なんて運のいい奴ら！
「しまった、気づかれたか。悪いが、押し通らせてもらうぞ！」
シルバー先輩が先行して突撃してくれたおかげで、私たちは彼が倒し損ねた『銀の梟』に集中できた。
もはや流れ作業みたいに、慣れた様子で『銀の梟』を倒し終えると、まだ新しい足跡を見付けた。
「これは、親父殿と『銀の梟』たちの足跡！」
「こんなにくっきり残ってるなんて……きっと、跡がついてまだそんなに経っていませんね」
「山の上のほうへ続いているんだゾ」
「待っていてください、親父殿！」
ようやく見つけたリリアさんへの痕跡を見逃さないように、私たちは走り出した。
EPISODE7-88-5 銀の騎士、現る→←EPISODE7-88-4 リリアを追って
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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (1月7日 16時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
only07(プロフ) - ブロッサムさんのお話一気読みしてしまいました！陰ながら応援しています〜。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。18ページのシルバーのセリフの【休憩】が【旧姓】になってます。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 82bb734709 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - お待たせしました！無事更新です！ (1月4日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年12月1日 0時
