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「「「「…………ぁぁぁぁあああああああ―――――!!!」」」」

突然のことで全員が悲鳴を上げ、魔法をかける間もなく地面に落ちる。

「「「「うぐっ!/ぐはっ!/ふぎゃっ!/はぶっ!」」」」

それぞれ呻き声を上げながら、シルバー先輩はなんとか立ち上がる。

「み、みんな無事か……?」
「なんとか……ピンピンしてるのが不思議なくらい!」

シルバー先輩の声を聞いて返事をすると、私に続きグリムもセベクも立ち上がる。

「ふなぁ……ココ、どこなんだゾ?」
「この風景……間違いない。僕たちが『闇』に呑まれた場所だ!戻ってきたぞ!」
「戻ってこれたのはいいけど、まさかあんな帰り方するなんて!もうちょっと穏便に帰しなさいよ!」

色々と文句を言いたいけど、これ以上は言っている暇はない。
もし私たちの間違いでなければ、今頃リリアさんたちは森の中で逃げているはずだ。

「親父殿たちはどこへ?」
「闇夜の森へ向かわれたはずだが……」
「!!みんな、地面を見ろ。この鉄靴の跡は!」
「これは、『銀の梟』の……!」
「どうやら、ヘンリクはアズール先輩以上の強欲野郎のようね」
「親父殿たちが危ない。急いで追うぞ!」

『銀の梟』の鉄靴の跡を見て、彼らがリリアさんを追跡していると察したシルバー先輩の声に、私たちも頷いて闇夜の森へと走る。
その先に待ち受けるものがどんなもので、今の私たちなら立ち向かえる。
そんな変な自信を持って。

そして、彼女らは走り出す→←EPISODE7-87 宣言オブジェクティブ!



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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
only07(プロフ) - ブロッサムさんのお話一気読みしてしまいました!陰ながら応援しています〜。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます! (1月7日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。18ページのシルバーのセリフの【休憩】が【旧姓】になってます。 (1月7日 16時) (レス) @page18 id: 82bb734709 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - お待たせしました!無事更新です! (1月4日 16時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年12月1日 0時

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