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「申し訳ありません、マレノア様！右大将リリア、敵に不覚をとり馳せ参じるのが遅れました！」
「言い訳など聞きたくない。王宮近衛兵の面汚しめ！」
「お、お許しくださいマレノア様！ぐわ――っ！！」
「バウルさーん！？」
再び落とされた雷が、バウルさんに当たる。
幸い直撃じゃなかったが、それでもダメージは甚大だ。
「ヒィ〜！優しい歌声と正反対のコエーお姫様なんだゾ〜！！」
「言ったろ、心配なのは俺の命と城のほうだって！」
「本当に誇張じゃなかったのね……！！」
このお姫様、ガチでリリアさんたちの命取ろうとしてる！
絶賛オーバーブロット中のツノ太郎といい勝負！！
「ああ……音がうるさかったか？よしよし、いい子だ」
「「「「あっ……！」」」」
ふと、マレノア様は右腕に抱きかかえていた卵に話しかける。
真っ黒な卵は、星のように緑や銀に輝いていて、殻の上には蜘蛛の巣のような黒い模様があった。
(もしかして、あれが卵から孵る前のツノ太郎……！？)
私たちが息を呑む間、マレノア様は優しく卵に話しかける。
「せっかく共に昼寝をしようとしていたのに。役立たずどものせいで台無しだ。なぁ、マレウス？」
「……マレウス？」
「王子の名前だ。茨の国の王にふさわしい響きだろう？」
「確かに良い響きですが……王子とは？まだお世継ぎは雌雄の判別もついていませんよね？」
「この卵の中で育っているのは絶対に王子だ。母である私にはわかる。レヴァーンによく似た、美しい雄が生まれるに違いない」
「……す、すごい。ほぼ当たってる」
でも容姿はどちらかというと、母親似だと思う。
レヴァーンさんの顔は知らないけど、今のマレノア様の顔とツノ太郎の顔を比べたらそう思った。
「し、信じられない……僕は今、若様の命名の瞬間に立ち会っている……？」
「ん？誰だ、その小童どもは。丸い耳……人間か？」
直後、私たちの存在に気づいたマレノア様の顔はまた怒りに染まる。
あ。この人、もしかして……いや絶対に人間嫌いだ！
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
