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「なんだ？なにか言いたげだな」
「ヘンリク様。やはり、このようなやり方は……」
「なんだと？どこの馬の骨ともしれん孤児を拾い、育ててやった俺の親父への恩を忘れたか！」
「……お父上には感謝しています。もちろん、ご家族である奥様やヘンリク様、レイア様にも。しかし……」
「うるさい！剣技しか能がないお前を役立ててやろうというんだ。余計なことは考えず、俺に従っていろ！」
ヘンリクは夜明けの騎士に怒声を浴びせた後、すぐさま建前をつらつらと語る。
「周辺諸国の者はみな、強大な力をもつドラゴンにいつ自分たちの街を焼かれるかと怯えて暮らしている。だからこそ『銀の梟』の呼び声に答え、これほどの大群が集まったのだ。
それに、奇跡を起こすという魔法石『プリンセス・グロウ』が手に入れば……不治の病にふせる親父も良くなるかもしれないんだぞ」
「……！」
「レイアは愛する父の回復を願い、毎日星に祈りを捧げている。知っているだろう？」
ヘンリクの言葉に、夜明けの騎士の脳裏に毎晩星に祈るレイアの姿が浮かぶ。
孤児である自分にも優しくしてくれて、愛してくれる彼女の泣き顔を。
「高慢な妖精どもは、額を床に擦り付けて頼み込んだとて、我らに手を差し伸べてくれはしない。ならば、こうするしかないだろうが！」
「それは……っ」
「ふん。わざと手を抜くような真似はするなよ。必ず『決闘』に勝利するんだ。我々人間と、親父……そして、レイアの幸せを願うならな！」
「……………………」
夜明けの騎士の抱く実妹への想いすらも利用するヘンリクに、本人は何も言い返せず黙り込む。
「……もう、引き返せないのか？」
そう呟く彼に、ふととある魔女の言葉が蘇る。
『もし本心から従えない命令を言われたら、バレないようにこっそりと逆らいなさい。今のあなたには、それくらいしかできないでしょうから』
それを思い出した直後、夜明けの騎士は何かを決めたかのようにマントの下で静かに拳を握り締めた。
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
