EPISODE7-73-8 野ばら城、到着 ページ37
ようやく野ばら城付近の森までたどり着いた。
遠目から見える城は、ナイトレイブンカレッジのような古城ではなく、どちらかというとロイヤルソードアカデミーの城と同じくらい美しかった。
「あれが野ばら城……なんと美しい城だ。あそこに、若様とマレノア様が……！」
「！！セベク、城の周りをよく見ろ」
「ふなっ！鉄の鎧のヤツらがうじゃうじゃいるんだゾ」
遠目からでもわかるほど、鉄の鎧が野ばら城を包囲している。
その中には、道中で何度も目にしたあの掘削機もあった。
「礼の巨大な掘削機や投石機も城を取り囲んでいる」
「なんという数だ……城の周辺どころか、翠が原を埋め尽くさんばかりではないか！」
「よく見て。『銀の梟』とは違う鎧を着た人がいるわ。それと……魔法使いと思しきローブを着た人も」
鎧に混じったローブ姿の人たち。
いかにも魔法使いといわんばかりの風貌だ。
「『銀の梟』め、まさか他の国からも頭数を調達したのか？それほどまでに茨の国の資源がほしいとみえる」
「金で雇われた傭兵かもしれねぇな。よくもあれほどの数を……」
その光景を見て、この時代の人間にとって茨の国がどれほど脅威に見えるのか実感するほどだ。
「これだけ近づけば、転移魔法を使って移動をしても身体への負担は少ないでしょう。しかし、野ばら城の中に入ったとして……どうやって姫様を連れてあの包囲を突破するか……黒鱗城からの応援を待つ……いや、でも……」
「たとえ助けがきたとしても、この状況じゃ焼け石に水だろう」
「そんな！」
「どうにかしてマレノア様と卵だけでも、あの城から助け出さねぇと。黒鱗城を守る霊峰、魔の山までたどり着ければ、地の利と大気中の豊富な魔力が俺たちの味方をするはずだ」
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
