EPISODE7-73-6 外れてほしかった ページ35
腹ごしらえを済ませた私たちは、以前立ち寄った村にやってきた。
村の人たちは近衛隊の姿を目にすると、我先に駆け寄って拍手を送った。
「見ろ！近衛隊のみなさんがお戻りになったぞ！」
「みなさん、よくぞご無事で！」
「野ばら城のほうで、不穏な動きがあると聞いてます」
「ここにあるものならなんでも持ってってください！」
村人たちが用意したのは、色々な道具や武器の数々。
中には魔石器を含めてかなりの量があり、以前から準備していたと伺える。
「恩に着るぞ、お前たち！」
それを受け取り、村を出る私たち。
だけど、その前にリリアさんが何かに気づく。
「……土埃に交じる、鉄と油の匂い……」
そう言って、川の方を見た。
「川を越えたら野ばら城がみえる。間に合てくれよ……！」
面越しから漏れたその言葉は、本心から出たものだった。
(やっぱり……リリア先輩がこの夢を見ているのって……)
ああ、なんてことだ。
私の推測はほとんど当たっていた。
できれば外れてほしかった。
誰だって、こんな夢を見るに決まっている。
それが、自分にとってどうしようもない後悔と未練があるなら、尚更だ。
EPISODE7-73-7 野ばら城まで、あと少し→←EPISODE7-73-5 腹が減っては戦はできぬ
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
