EPISODE7-73-3 時代劇みたいな快進撃 ページ32
『銀の梟』が乗っていた馬を解放した後、私たちは空を飛び続けていた。
「ここまでくれば、もう追っては振り切っただろうか？」
「どうだろうな。俺なら万が一敵を逃したときのことを考えて、分隊を風鳴き渓谷の手前に配置するぜ」
「『勝った』と思った瞬間が一番の隙……ですね」
「そういうことだ。気を抜くなよ！」
シルバー先輩の言葉に、リリアさんが推測を述べる。
それを聞いて、シルバー先輩が先ほどの言葉を思い出しながら言うと、リリアさんは小さく笑いながら気を引き締める。
「ヴァンルージュの一味だ！迎え撃つぞ――！！」
「装甲掘削機、前へー！」
しばらくすると、風鳴き渓谷付近で分隊が現れた。
リリアさんの推測通りだ。
しかも例の装甲掘削機が用意されているのを見るに、かなり本気のようだ。
「右大将殿の読みどおりでしたね」
「しつこい奴らだ。俺が全員蹴散らして……ゲホゲホッ！」
意気揚々に魔石器を構えるも、激しく咳込むリリアさん。
明らかに万全な状態ではない。
「リリア様はお下がりください。ここは僕たちが！」
「ふっ……それじゃあ、お言葉に甘えて温存させてもらうとするか」
「どけどけぇ――い！近衛隊の皆様のお通りだ！」
「どこの時代劇？？」
思わずそうツッコんでしまうほどの快進撃に、リリアさんはおかしそうに笑うのだった。
EPISODE7-73-4 学園での学びは無駄じゃない→←EPISODE7-73-2 迫る騎馬隊とシルバーの特技
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
