EPISODE7-67-23 争いの連鎖 ページ3
道中、リリアさんは突然歩みを止めた。
「おっと、お前ら前を見てみろ」
リリアさんに言われ、彼が指さすほうを見る。
その先にいたのは、荷馬車と鉄のゴーレムを連れた、『鉄の者』たち。
「あの荷馬車と、鉄のゴーレムは……『銀の梟』の一団！」
「随分とのろのろ歩いてやがるな。たっぷり土産を運んでるに違いない。まだ俺たちには気づいてないようだ。好機だな。いくぞ！」
その号令とともに、私たちは『銀の梟』と対峙する。
近衛兵が魔石器を振るい、『鉄の者』が剣を振るう。
石と鉄、妖精と人間。
相反する者同士の対立は、たとえ夢でも苛烈だ。
「ガウガウッ！ギャルルル！！」
「ははは！見ろ、尻尾を巻いて逃げていくぞ！」
逃げていく『鉄の者』を嗤うバウルさんの横で、リリアさんは荷馬車の中を探る。
「さぁて、お宝拝見といくか。魔法石と、食い物、それから……ミスティウムでできた鎧だ。茨の国の紋が入ってる」
「ぐぬぬ……許せん。『鉄の者』どもめ！」
「「「…………」」」
バウルさんの言葉に、私たちは無言になる。
彼らから見れば、私たちも『鉄の者』と同じ人間。
今はリリアさんのおかげで同行しているが、本当なら私たちは彼らの敵だ。
そう理解しているからこそ、私たちはひどく気まずい雰囲気になってしまう。
(私たちが生まれたのが現代でよかった)
もしも、この時代で生まれていたら、きっと今のような関係は築けなかったから。
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
