EPISODE7-67-31 (ようしここは俺の出番だな) ページ12
ようやく、目的地である砦が見えてくる。
しかしそれは、敵である『銀の梟』の数が多くなると同義。
ひとまず身を隠しながら、様子を見る。
「前方に砦が見えてきました」
「チッ、手前の道をしっかり封鎖してやがる。連中に開けてもらうとするか」
そういって、リリアさんはシルバー先輩を見た。
「おい、お前。見張りに立っている奴に『書状を持ってきた』って声をかけてこい」
「はっ、わかりま……」
この場では、確かにシルバー先輩が適任だ。
リリアさんの位置を察し、シルバー先輩が立ち上がった瞬間、
「ギィ!」
何故かシルバー先輩の隣にいた近衛兵が走って行った。
「待て、お前じゃない!俺はシルバーに頼んだんだよ!」
どうやらリリアさんの指示を自分に頼まれたと勘違いしたらしく、近衛兵はそのまま『鉄の者』まで来る。
「ギギャー!」
「て、敵襲!至急応援頼む!!!」
結果、敵襲と思い込んだ『銀の梟』は臨戦態勢を取った。
「シルバーを行かせて穏便に話をつけるはずが……あいつめ、勘違いして先走りやがって……。こうなっちまったからには仕方ねえ。応援が来る前に片付けるぞ!」
そうしてなんとか『銀の梟』を倒し、彼らを一ヵ所にまとめた。
「お、俺たちは上官の命令で見張りに立っていただけだ!」
「そ、そうだ。頼む、見逃してくれ!」
「お前らの言い分など知るか。目障りだ、とっとと失せろ」
「「ひえええ〜〜〜〜〜!!」」
リリアさんのドスの利いた声に、『鉄の者』は怯えてそのまま走り去る。
「はあ、かえって余計な仕事を増やしちまった。連中の仲間が来る前に砦に急ぐぞ」
「はい」
リリアさんのため息を聞きながら、私たちはそこから離れた。
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ!やばかったです!多分夢主のことですから、フェローを見て(あの人、良い毛皮が取れそう……)と最初に思いますね! (10月16日 22時) (レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか!?何もかもやばかったですね!開始が待ち遠しいです!この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです! (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます! (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年8月14日 17時