EPISODE7-67-30 にゃーん ページ11
砦に向かう途中、私たちは誰もいない鉱山にたどり着いた。
だけど、現代のドワーフ鉱山と同じくらい寂れていた。
「かつてはここでミスティウムが採掘されていた。閉山されてから、もう何年も経っている」
「さすがにこの辺りには、『鉄の者』の姿はありませんね」
「ああ。とはいえ、油断するなよ。鉱山の跡地に化け物が巣食ってる可能性もある」
「鉱山……化け物……入学したばかりのころを思い出すんだゾ」
「そうね……あれからもう1年近くも経つのね……」
あの頃の不仲だったエーデュースが懐かしいわ。
「あのときはAとエースとデュースの奴と……んん、鼻がムズムズする……」
「まさかのクシャミリターン！？グリム、ストップ！」
「ハ、ハ、ハッ……ふぐっ！？」
グリムがクシャミしかけた直後、横から伸びたシルバー先輩の手によって塞がれる。
「悪いが、口をふさがせてもらった。大声を出したら危険かもしれない」
しばらく塞がれてもぞもぞ動いていたグリムだけど、全身が脱力すると、シルバー先輩は満足そうに頷く。
「…………よし、落ち着いたようだな。手を離すぞ」
「ぜえ、はあ……息が止まるかと思ったんだゾ」
「すまない、咄嗟のことで加減を誤ったようだ」
「オメー、見た目よりもだいぶパワーがあるよな……」
「確かに……」
ジャックやバルガス先生みたいに、筋骨隆々ってわけではないのに。
むしろあんな細身から一体どこにそんなパワーが……？
「閉山してしばらく経つっていうのに、ちょっとしたことで粉塵が舞うもんだな。目ぼしいものも見当たらねぇし……ここに長居する理由もない。移動するぞ」
リリアさんの指示に従い、私たちは鉱山を後にした。
EPISODE7-67-31 （ようしここは俺の出番だな）→←EPISODE7-67-29 どこか心は晴れず
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
