EPISODE7-67-21 生き残り ページ1
険しい道を歩いている最中、リリアさんが足を止めた。
「ん？この匂いは……近くで『銀の梟』と俺たちとは別の妖精が派手にやりあったようだな」
「！！森のほうから誰か来ます」
シルバー先輩の言葉に、全員が警戒態勢を取る。
藪をかき分け現れたのは、ボロボロになった近衛兵だった。
「ガルル……！ギギーッ！」
「お前は！3ヶ月前に旅立った、調査団の団長ではないか！よくぞ、よくぞ戻った……！」
「グルル……ガウガウッ……！」
どうやら知り合いだったらしく、バウルさんは近衛兵もとい団長さんに激励を送る。
「他の者はどうした？まだ近くにいるのか？」
「ギギィ……ギャルル……」
「………………そうか」
団長さんが何を言ったかわからないが、リリアさんの声色からしてあまりいい報告ではないのは確かだ。
「ガウガウ、ギギッ！」
「これは……他の団員が使っていた魔石器と傷を癒す魔法薬か。ありがたくいただこう」
団長さんから物資を受け取ると、リリアさんは風鳴き渓谷の方を指さす。
「野ばら城まで送ってやれなくて悪いが、風鳴き渓谷は目の前だ。気をつけて帰れ」
「ギャギャッ！ギャー！」
「ああ。――夜の祝福あれ」
その言葉を告げた後、団長さんはそのまま風鳴き渓谷へ走り去る。
それを見送ってから、私たちは再び歩みを進めた。
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ブロッサム(プロフ) - 見ましたよ！やばかったです！多分夢主のことですから、フェローを見て（あの人、良い毛皮が取れそう……）と最初に思いますね！ (10月16日 22時) (
レス) id: 18fafb8a30 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ステージ・インプレイスルランド 〜踊る人形と幻の遊園地〜。見ましたか！？何もかもやばかったですね！開始が待ち遠しいです！この小説の夢主がどのようなことをするのか楽しみです！ (10月16日 20時) (レス) @page31 id: e7ce89d83f (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (9月10日 20時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (9月10日 18時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年8月14日 17時
