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「セベク。あのバウルと呼ばれた戦士は、やはりお前の……」
「ああ。僕が知る姿よりかなりお若く見えるが……間違いない。あの人……いやあの御方は僕の祖父、バウル・ジグボルトだ！夢の中とはいえ、現役時代のお祖父様にお目にかかれる日がくるとは……！」
「完全に今のジグボルトくんとそっくりよね。あれで似てないとか何を言ってるんだか」
また感激するジグボルトくんの横で、私が呆れているとバウルさんがこちらを睨みつける。
「おい、何をもたもたしている人間ども！手助けは一切してやらんからな。せいぜい遅れないようついてこい！ふん！」
「「はっ！！」」
面を被り直した彼にそう答えると、シルバー先輩はため息を吐いた。
「ふぅ……親父殿の夢に渡れたのはいいが、すぐにマレウス様のことを尋ねられる空気ではないな。どうやら親父殿は、かなり昔の夢を見ているようだ」
「昔の夢……」
「リリア様は送別会で、ナイトレイブンカレッジから入学許可証が届いたのは500年ほど前だと仰っていた」
「……となると、まだマレウス様はお生まれになっていない時代の可能性もあるな」
「ああ、若様！今ごろどうなさっているのだろう。主に刃を向けるなど、僕はなんということをッ……！もしこのことをお祖父様に知れば、なんと仰るか……きっとお怒りになるに違いない。はぁ……」
「落ち込んでいる暇も、迷っている暇もない。とにかく親父殿たちのそばで、手がかりを探そう」
「なんか、どんでもねぇことになってきちまったな。A、オレ様たちの後ろをはぐれずついてくるんだゾ！」
「そうね。ここで1人になったら危ないもの」
グリムに言われ、私はシルバー先輩たちの後ろを歩く。
さくさくと草を踏む中、私はあることを考える。
(シルバー先輩は、ここをリリア先輩の昔の夢って言ってたわよね)
ジグボルトくんの夢は、リリア先輩が退学せず学外研修の送別会をするという願望に溢れた夢だった。
なら……彼のこの夢は、どんな願いによって生まれたのだろうか？
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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)＋ティア(涙)を合わせただけです！ (7月4日 21時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか？ (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年6月7日 0時
