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「こんなことをしても、親父殿は……。マレウス様自身だって……」
「それ以上考えたって仕方ないことです。私たちにできることは、この事態をどうにか収束すること。彼にこんなことをさせてしまったのは……私たちにも少なからず責任はありますし」
「……そうだな」
私の言葉に、シルバー先輩は頷いた。
この人、カリム先輩並に素直ね……。
「なあなあ、他に方法はねーのか?オレ様、床の上でずっと寝たきりなんて嫌なんだゾ!」
「親……リリア先輩なら何か打開策をご存じかもしれない」
「そういやアイツって、すげー長生きな妖精なんだっけ。確かに、何か知ってそうなんだゾ」
「なにより、マレウス様が幼い頃から親交が深いお方だ」
「じゃあ、早速オメーの魔法でリリアの夢に渡るんだゾ!」
「すまない、それも……できないんだ」
「えーっ!?」
「『
「じゃあ、この夢の主も縁が深い人ってことですか?」
夢の中がディアソムニアの時点で、主は絶対にディアソムニアの誰かだ。
「待てよ。ってことは、ここはリリアの夢の中なんじゃねーか!?」
「それはまだわからない。だが夢の主が誰なのかは、俺が見ればすぐにわかる」
「じゃあ、その主がリリア先輩であることを願いましょう」
「ああ。とにかく、寮の中に入ってみよう」
シルバー先輩に続くように、ディアソムニア寮に入る。
玄関の扉が開いた直後、
「ここにいたのか、シルバー!!!!捜したぞ!!!」
鼓膜が破れるほど大声で叫ぶジグボルトくんが、仁王立ちで私たちの前に現れた。
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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)+ティア(涙)を合わせただけです! (7月4日 21時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか? (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2023年6月7日 0時