＊ ページ24
グリムの直球すぎる言葉に謝罪するシルバー先輩。
私はそう弁解しながら、グリムの両頬をびょーんっと思いっきり引っ張った。
なんかもごもご文句を言っていたけど、全部無視した。
「お前の言う通り『
「ってことは……やっぱオレ様たちの体はまだディアソムニアのパーティー会場で寝てるってことか？」
「おそらく。マレウス様の……魔法によって」
「ツノ太郎の……魔法……」
あの時、詠唱したのはきっと、彼のユニーク魔法。
どんな効果なのか知らないが、少なくとも他の人たちより強力なことだけはわかる。
「夢の中にいると気づいてから、俺も何度も目覚めようと試みた。しかし……全く夢の世界から抜け出せない」
「えっ、目覚める方法があんのか？どうやって！？」
「夢の中、あるいは現実世界で大きなショックを受ければ、強制的に目覚めることができる。だから俺は夢の世界にきてから……いろいろなものに頭をぶつけたり自分を殴ったりしてみたんだが……一向に目覚められない」
「意外と大雑把！」
というか、物理攻撃って……この人、意外と脳筋ね。
しかし大きなショック、か……1つ思いつきそうだけど、今は言わないでおこう。
「それほどマレウス様の魔法が強力で、俺たちの眠りが深い……ということだろう。マレウス様……何故あんなことを……」
「…………」
何故、か……。
それはきっと……リリア先輩でしょうね。
『お前を失わずに済む！！』
あれほど慕っていた彼を失うということは、ツノ太郎にとって悪夢以上に恐ろしいこと。
だからこそ、みんなを眠らせてまで留まらせた。
……それが、ただの悪あがきだとしても。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ツイステ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)＋ティア(涙)を合わせただけです！ (7月4日 21時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか？ (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年6月7日 0時
