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念のため確認すると、リリア先輩が飲んでいたのはやっぱり普通のベリージュースだった。
ようやく酔っ払いもどきの絡みから解放されたジャックが、思い出したように言った。
「はっ……いけねぇ。俺はリリア先輩に礼を言うために送別会に来たんだ。近づいたら急に絡まれたから、言いそびれるところだったぜ。
ゴホン！リリア先輩……寮対抗マジフト大会のときは世話ンなりました。学園対抗のレギュラー選抜では正々堂々実力勝負でリベンジするつもりでいたんスけど……。再戦ならずで、悔しいっス」
「くふふ。同じ寮の先輩どもと違って礼儀正しい後輩じゃな。毎年初夏に行われる、『全国魔法士養成学校対抗マジカルシフト選手権大会』。わしも出場できず残念じゃが……今年こそは優勝候補のロイヤルソードアカデミーにひと泡ふかせてやれ。期待しておるぞ！」
「ッス！あざっした！」
ジャックがお別れを告げ終わると、今度はエペルが入れ替わるように言った。
「リリアサン。背丈は僕とそんな違わないのに……どの学校行事でもマレウスサンと肩を並べて活躍してて、すごいなって思ってました。寮が違うからあんまりお話できなかったけど、強さの秘訣とか……もっと聞いてみたかった、かな」
「お主はヴィルのところの秘蔵っ子じゃな。ＶＤＣの活躍、客席で見ておったぞ。堂々とした佇まいで、実際よりずっと大きく見えた」
「え、ほ、本当ですか？えへへ、嬉しいです！」
「魔法士にとって体躯はハンデにならぬ。これからも励めよ！」
「はい！リリアサンもどうぞお元気で」
リリアの激励を受けて、エペルは笑顔でお別れを告げた。
EPISODE7-32 談笑ホビー！→←EPISODE7-31 奔放エルダー！
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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (6月1日 14時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。42ページの【森】が【盛り】になっていました。 (6月1日 13時) (レス) @page42 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ああ、確かに似てますね！ (5月29日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 来ました！更新！メインストーリーを読んでいると、鬼滅の刃無限列車編みたいだなぁと思いました。 (5月29日 14時) (レス) @page35 id: 7e57969e52 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 来ましたね！更新が再来週の月曜日になりますが、しばらくお待ちください。 (5月20日 16時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年3月11日 2時
