＊ ページ4
両親がそういう職業についているなら、子どもも自然と両親と同じ職業につきたいと思うようになる。
それはリドルも同じだったが、最近はそうではない。
「……そのつもりだったんだけど」
「おや。迷っていらっしゃるんですか？」
「迷っている……のかな。よくわからない。ハーツラビュルの寮長になってから、法律に関する職業にも興味が出てきて……」
「なら、興味がある資格を全部取ってみればいいじゃないですか」
「ぜ、全部だって！？」
まさかの提案をされてぎょっとするも、アズールはにこやかに話を続ける。
「あなたほどの優秀なら、よりどりみどりでしょう。1つだけなんてもったいない！医師、裁判官、弁護士……魔法執行官や
「ふ、ははっ。気が多くて欲張りなキミらしい意見だな」
「人生は1度きり。欲張らなければ損ですよ！僕も将来は飲食業だけにとどまらず、様々な業種にチャレンジしてみるつもりです。ですから、いざという時に頼れる資格を持ったお友だちがいれば非常に便利……いえ、心強い！」
「……ボクとキミが、友だち？」
はっきりと『便利』と言ったアズールの口から『友だち』という言葉が出てきて、リドルは思わず胡乱げな目をした。
「ここにきて『友だちじゃない』はナシですよ。ぶつかりああって、将来の夢を語った。友だち以外の何物でもない」
「ボクは友だちのルールについては詳しくないけれど、友だちというのはもっと……」
リドルがアズールに友だちの定義を教えようとした時、ボトッ……ボトボトッ！！と頭上から何かが降り注ぐ。
「ん？上から何かが降って……」
「ッ！！立ち止まるな！！」
アズールがリドルを蹴り飛ばした直後、天井からファントムが姿を現した。
EPISODE6-67-21 第3タワー 21話→←EPISODE6-67-20 第3タワー 20話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブロッサム(プロフ) - すみません、非公開になってました！公開したのでぜひお読みください！ (2022年10月14日 8時) (
レス) id: d595bb7c63 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 初コメ失礼します！失礼な質問ですが、今公開されてる76、78の間のepisode77が公開されてないと思うのですが非公開になってますか？ (2022年10月14日 5時) (レス) id: d8e7150bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2022年9月13日 8時) (レス) id: c6af79d659 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します！すみません。アズールの「グリムさん」が「グリムだん」になってます。 (2022年9月13日 7時) (レス) @page1 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年9月12日 22時
