EPISODE6-70 通報アラート！ ページ28
No side
「「うおおおおおおおおおおおおお！！！！」」
「「！！！」」
2人の魔力を補填した『雷霆の槍』は今までより輝く。
それを見てイデアとオルトは危機を察するも、時すでに遅く。
『雷霆の槍』の攻撃はオルトに直撃した。
「わあああああああ！！！」
「オルト！！！くそ！！！虫けらの分際でよくもオルトを！！！！」
『雷霆の槍』の攻撃を受けたオルトは倒れ込み、それを見たイデアは髪を赤く染めた。
それを前に、アズールはガッツポーズを取った。
「やった！直撃だ！」
「はあ、はあ……これで少しは時間が稼げるね」
「ええ。――はっ！？」
リドルの声に反応して振り返った直後、アズールは絶句する。
何故なら、リドルのあの赤薔薇のような髪が、色が根こそぎ落ちたかのように真っ白になっていた。
「リドルさん、あなた髪が……！？」
「え？髪？……なんだ、って……？」
「リドルさん！しっかりしてください！！」
ふらふらしながら倒れたリドルに、アズールは駆け寄って抱きかかえる。
それを見て、イデアが嘲笑うように言った。
「あーあーあー。生きた人間が『
「なっ……！？」
「『冥府』の門は生きた人間にはくぐれない。それがどういう意味か……わからないほど馬鹿じゃないだろ？」
「そんな……！」
つまり、『冥府』にいる生者は魔力だけでなく生気まで吸われてしまう。
長時間ここにいたら、それこそ命の危険だと察したアズールがトランシーバーを持って上にいるヴィルたちに報告する。
「レオナさん、ヴィルさん！こちらアズール。オルトさんに……『冥府』に近付きすぎると危険だ！リドルさんの髪が白くなり、意識を失いました」
『なんですって！？どういうこと、アズール』
「彼らに近付けば近付くほど生気を吸い取られ、老いてしまう！」
『『！？』』
「『雷霆の槍』のエネルギーも、魔力も尽きた。ブロット蓄積量も限界です。僕たちはここまでだ。後は頼みましたよ！」
それだけ伝えると、アズールはリドルを抱えて『チャリオット』に乗ると、そのまま『冥府』から離脱するのだった。
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ブロッサム(プロフ) - すみません、非公開になってました！公開したのでぜひお読みください！ (2022年10月14日 8時) (
レス) id: d595bb7c63 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 初コメ失礼します！失礼な質問ですが、今公開されてる76、78の間のepisode77が公開されてないと思うのですが非公開になってますか？ (2022年10月14日 5時) (レス) id: d8e7150bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2022年9月13日 8時) (レス) id: c6af79d659 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します！すみません。アズールの「グリムさん」が「グリムだん」になってます。 (2022年9月13日 7時) (レス) @page1 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年9月12日 22時
