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「フヒッ……ファースト・ステージは遠隔アタッカー＆ヒーラーコンビが相手か。さあ、オルト。張り切っていってみよ〜〜〜！！」
やる気満々なイデアを見降ろしながら、2人は『冥府』の前に降り立つ。
オルトは自分たちが出したファントムより倍大きく、目を前にするだけで圧迫感が凄まじかった。
「僕たちの本気、見せてやろうじゃないか」
「コテンパンにぶっとばしちゃうよ！」
オルトとイデアの攻撃は、風魔法と火魔法、さらに回復魔法の3コンボだった。
ゲームを得意としていることもあり、相手の隙を狙うタイミングが絶妙で、寮長である2人でも苦戦を強いられた。
それでもここまでの道のりでコンビネーションが生まれた2人は、持ち前の頭脳と培ったタイミングでシュラウド兄弟にダメージを与える。
それが功を奏し、オルトの動きが鈍くなったタイミングで『雷霆の槍』を起動させた。
「いまだ！『雷霆の槍』の一撃でオルトの動きを止めよう！」
「しかし、槍のエネルギーが不十分では…！？」
『エネルギー残量は30%です。充分な威力が得られない可能性があります』
ナビシステムからの報告にアズールが顔を曇らせるが、リドルは何かを決めたように目を鋭くする。
「こうなったら…ボクたちの魔力で不足分を補填するしかない！」
「そんな乱暴な！？」
「『充電器以外から魔力を補填してはならない』とはマニュアルに書いていなかった」
そもそも自分の魔力で『雷霆の槍』の不足分を補填するなど、『S.T.Y.X.』 も思っていない。
だからこそマニュアルに載っていないのは当然である。
「いくぞ！」
「…いいでしょう！いきますよ、リドルさん！」
『雷霆の槍』に魔力を注ぎ込むと、魔力が根こそぎ奪われる感覚が襲う。
しかし今はそれに文句を言う暇はなく、2人は目の前の敵を倒すことに集中した。
「「うおおおおおおお！！！」」
強制的に100%まで跳ね上げた『雷霆の槍』は、容赦なくオルトの体を貫いた。
EPISODE6-70 通報アラート！→←EPISODE6-69 充填エネルギー！
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ブロッサム(プロフ) - すみません、非公開になってました！公開したのでぜひお読みください！ (2022年10月14日 8時) (
レス) id: d595bb7c63 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 初コメ失礼します！失礼な質問ですが、今公開されてる76、78の間のepisode77が公開されてないと思うのですが非公開になってますか？ (2022年10月14日 5時) (レス) id: d8e7150bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2022年9月13日 8時) (レス) id: c6af79d659 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - 初コメ失礼します！すみません。アズールの「グリムさん」が「グリムだん」になってます。 (2022年9月13日 7時) (レス) @page1 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年9月12日 22時
