EPISODE7-86 激情コンフュート！ ページ49
「うおおおぉッ！」
「くっ……せやぁああッ！」
セベクを追いかけて、ようやく彼らの元にたどり着いた私たち。
だけど、最初に目にしたのは何故か戦う2人だった。
「ひぃ、はぁ……セベクたちにやっと追いついたんだゾ！セベクのヤツ、いきなりビカビカーッ！ってなったと思ったら、ズババーッ！と1人で先にいっちまいやがって！」
「……と思ったら、何故か喧嘩中だしね」
もう訳がわからない。
でも、2人の顔は真剣そのもので、どちらも手加減などしていない。
「これで終わりだ！くらえッ！」
「！！はぁああッ！」
セベクが勢いよく肉薄するも、その前にシルバー先輩の横一閃が入る。
セベクの警棒もといマジカルペンは、手から離れて足元に落ちる。
「あっ……！」
その様子を、グリムは息を呑んだ。
「「はぁ、はぁ、はぁ……………！」」
「勝負あったな……シルバー………僕の…………負け、だ………………」
そのまま膝をついたセベクに、シルバー先輩は怯えた表情を浮かべる。
「あ、ああ……俺はなんてことを！最後の一撃、わざと受けたのか！？セベク！」
「わざと、だと……？貴様…………ッこの、阿保がッ！！！」
シルバー先輩の言葉に、セベクは足を震わせながら立ち上がり、そのまま胸倉を掴む。
布を引きちぎるほどの力を込めた手は震わせ、目の端に涙を浮かべながら。
「僕は負けるつもりなど毛頭なかった！今度こそ、今度こそ貴様に完勝してやるつもりで……本気で戦ったんだ！でも勝てなかった！畜生ッ！こんな悔しいことがあるか！？」
「セベク……す、すまない。身体が勝手に……」
「それほどの強さを持ちながら……愛されていなかっただと！？憎まれていただと！？僕を……リリア様を馬鹿にするのも大概にしろ！！」
「えっ……？」
「セベク……」
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ブロッサム(プロフ) - 脱字報告ありがとうございます！ (11月29日 14時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。今日更新したシルバーのセリフのどうしてのうが抜けてます。 (11月29日 14時) (レス) @page48 id: 1893bd7a09 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます。 (11月19日 15時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。36ページのセベクのセリフにある【師弟】が【指定】になってますよ。 (11月19日 15時) (レス) @page36 id: 48a8f87c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年10月28日 20時
