EPISODE8-83-8 他人の秘密は簡単に明かしちゃいけません ページ39
「シルバー！どこにいる！返事をしろ！」
「シルバー先輩！どこですかー！」
『闇』を歩く中、セベクと私は大声でシルバー先輩を呼ぶ。
でも本人は中々姿を現さず、捜索は難航している。
「さっさと顔を見せなければ、お前の情けない話をAたちに暴露するぞ！」
「えっ！？」
「ふなっ！シルバーの情けない話？聞きたい、聞きたい！」
「グリム！！」
やめて！知り合いのそんな話、聞きたくない！
というか、その話題で釣ろうとするな！
「いいだろう。あれはたしか、5、6年前の話だ。川で釣りをしていたシルバーと僕は……」
「待って！するの？今ここで！？」
予想外にも話し始めたセベクを止めようとした時、背後でも何かが動いた気配を感じた。
「むっ、背後から忍び寄る気配！されはシルバーか！？よほどあの話を暴露されたくないとみえる！」
「ぐぶぶぶ…………」
セベクが意気揚々と振り返るも、そこにいたのは『闇』だった。
「ふぎゃっ！シルバーじゃなくて『闇』なんだゾ！」
「紛らわし真似をするな！成敗してくれる！」
「今回ばかりは『闇』に同情するわ……」
2人の八つ当たりの対象にされた『闇』は、攻撃を受けてそのまま消える。
「……で、なんの話してたんだっけ？」
「……忘れたな。まあいい。どうせくだらない話だ」
「なら何故その話をしようと思ったのよ？？」
あまりにも自分勝手な話に、私はため息を吐いた。
EPISODE8-83-9 くだらなくても『闇』にとっては絶好の獲物→←＊
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ブロッサム(プロフ) - 脱字報告ありがとうございます！ (11月29日 14時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。今日更新したシルバーのセリフのどうしてのうが抜けてます。 (11月29日 14時) (レス) @page48 id: 1893bd7a09 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます。 (11月19日 15時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。36ページのセベクのセリフにある【師弟】が【指定】になってますよ。 (11月19日 15時) (レス) @page36 id: 48a8f87c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年10月28日 20時
