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『はて？さっきまでその辺で1人で鍛錬していたはずじゃが……』
『すー、すー……』
『なっ！木刀を構えた立ったまま寝ている！？』
2人の視線の先にいたのは、器用に居眠りをする幼いシルバー先輩。
彼の居眠り癖はこの頃かららしい。
『おお、そこにおったか。おーい、起きろシルバー』
『はっ……。とと様、俺は……また寝ていましたか？』
『ぐっすりとな。ほれ、昨日話した弟弟子のおでましじゃぞ』
『あ……耳が丸い。俺と同じ、人間？』
その時のシルバー先輩の言葉は、他愛のないものだったのかもしれない。
だけど、それはセベクの怒りに触れた。
『なっ！！ぼ、僕は人間じゃない！半分はそうだけど……鍛錬中に立ったまま寝るようなお前と一緒にするな！』
『え？でも……』
『髪は寝癖だらけ、顔によだれの跡までつけてる！こんなだらしない人間が兄弟子なんて！僕は認めないぞ！』
『？？？とと様、なんであの子は怒ってるんですか？』
『うーむ。先が思いやられるのう……』
2人の前途多難なファーストコンタクトに、リリア先輩が苦笑を浮かべたのを最後に景色が消えた。
「にゃははっ！オメーら、昔からなにも変わってねーんだゾ」
「シルバーと一緒にするな！僕はアイツよりちゃんと成長している！」
「いい言葉を教えてあげるわ、セベク。五十歩百歩よ」
そう言った私の指摘に、セベクは誤魔化すように咳払いした。
「ゴホン！アイツはここにいないようだ。どこかで眠りこけているのか？まったく……」
そう言って、私たちはまた歩き出した。
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ブロッサム(プロフ) - 脱字報告ありがとうございます！ (11月29日 14時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。今日更新したシルバーのセリフのどうしてのうが抜けてます。 (11月29日 14時) (レス) @page48 id: 1893bd7a09 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます。 (11月19日 15時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。36ページのセベクのセリフにある【師弟】が【指定】になってますよ。 (11月19日 15時) (レス) @page36 id: 48a8f87c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年10月28日 20時
