EPISODE7-83-1 追憶の幕間2-1 ページ29
「ぐぶぶぶ……」
「去れ！貴様らにかまっている暇はない！」
私たちを襲ってきた『闇』は、反撃を受けて消えていく。
その時、オーロラ色の光が小さく灯る。
「なんだ？暗闇に光が……」
「あれって……シルバー先輩の指輪の光？」
そう言った瞬間、光は強く輝き出し、風景が変わる。
そこは、どこかの森の中。
目の前にあるのは、大きな樹と合体した民家。
そこの前に私たちは立っていた。
「ふなっ？景色が変わったんだゾ」
「可愛い家が見えるわね」
「あれは……リリア様が住んでいらした森の家だ！つまりこれは、リリア様の夢の一部、か……？」
「どちらかというと、記憶じゃないかしら？」
これは……そう、グレート・セブンの夢を見たときと同じ感覚だ。
そう思っていると、聞き慣れた声が聴こえてきた。
『わしがお主の孫に、武術の稽古を？』
『はい』
「！！この声は……リリア様と、お祖父様！？」
「え！？」
セベクの視線の先にいたのは、現代の姿のままのリリア先輩と、少し老けたバウルさんだ。
『娘夫婦の長男と長女には武術に興味を示さなかったのですが……。最近生まれた末の子が、将来私のように王宮近衛隊に入りたいから稽古をつけてほしい……と』
『なるほどのう。しかし、なぜわしに？現役で近衛隊の顧問を務めているお主が稽古をつけてやればよかろう』
『いえその、身内だとどうしても、なんというか……』
『ははは！手心を加えてしまうか。お主らしいな。あいわかった。その役目、引き受けようではないか』
『ありがとうございます！右大将殿』
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ブロッサム(プロフ) - 脱字報告ありがとうございます！ (11月29日 14時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。今日更新したシルバーのセリフのどうしてのうが抜けてます。 (11月29日 14時) (レス) @page48 id: 1893bd7a09 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます。 (11月19日 15時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。36ページのセベクのセリフにある【師弟】が【指定】になってますよ。 (11月19日 15時) (レス) @page36 id: 48a8f87c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年10月28日 20時
