＊ ページ3
そうして雷を落とすマレノア。
誰もが怯える中、ヘンリクは表情が変わらないまま言った。
「ふん！せっかく温情をかけてやったのに……やはり話が通じる相手ではなかったか。ククク……思ったとおり。怒りに任せて先に手を出してきたな。癇癪持ちの邪悪な魔女めが！
いかにドラゴンといえど、これだけの大群に勝ち目はあるまい！さらにこちらには、夜明けの騎士がいる。さあいけ、夜明けの騎士よ！あれに見える悪の支配者を打ち倒し、我らに平和をもたらすのだ！」
「…………」
ヘンリクの命令に、夜明けの騎士は静かにマレノアを見据える。
そして、腰に差していた剣を抜いた。
「守護妖精よ……我に力を！」
「滅ぼしてやるぞ……ここに集まった愚か者どもを、1人残らずな！」
その言葉と共に、マレノアの姿が巨大な黒竜に変わる。
大地を震わせる咆哮と共に炎が口から吐き出され、大半の兵が餌食となる。
「あ、あのドラゴンが…マレノアの真の姿！？なんて大きい！」
「か…怪物だ！だが、皆で力を合わせれば！」
「「「「うおおおお〜〜〜〜！！！」」」」
「…こうなってはもう戦うしかない。いくぞ！」
兵の鬨の声を聞きながら、夜明けの騎士は剣を構えてマレノアに突撃する。
誰もが剣や戦斧を振るい、周辺諸国から呼び寄せた魔法使いたちが魔法を飛ばす。
しかし、マレノアはそれをまるで羽虫を払うように全てを退け、炎と雷でなぎ倒す。
英雄と讃えられている夜明けの騎士すら、彼女に苦戦を強いられた。
それはかつて、“とある魔女”と戦った時と同じ。
守護妖精の加護を受けても、絶対に敵わないと思い知らされる圧倒的力。
やがて立っている者が夜明けの騎士しかいなくなり、マレノアが止めとばかりに強大な魔法をいくつも放つ。
「くっ…うおおおおお！！！」
魔法が滝の如く襲いかかるも、雄叫びを上げながら必死に防御を貫く夜明けの騎士。
だけど、その攻防の末、野ばら城周辺が真っ白な光に包まれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ツイステ」関連の作品
【pkmn】ゴースト使いのチャンピオンは異世界へ 6【twst】
【twst】男に勘違いされて評判悪いとはどういうことだ。【ツイステ】2！
【ヒロアカ】 ぐーぱんち
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブロッサム(プロフ) - 脱字報告ありがとうございます！ (11月29日 14時) (
レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。今日更新したシルバーのセリフのどうしてのうが抜けてます。 (11月29日 14時) (レス) @page48 id: 1893bd7a09 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます。 (11月19日 15時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。36ページのセベクのセリフにある【師弟】が【指定】になってますよ。 (11月19日 15時) (レス) @page36 id: 48a8f87c53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年10月28日 20時
