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……どうしてだろう。
今のシュラウドくんを見ると、ひどく胸騒ぎがする。
「ムシュー・お人形……。キミが掴み取る未来が輝かしいものとなるよう、願っているよ」
「ありがとう。それじゃあ、また……」
ルーク先輩の言葉にお礼を言ったシュラウドくんは、そのまま部屋を出て行く。
その足取りは、ロボとは違う、まるで幽霊のような静かな歩き方だ。
「……なんだかオルトクン、昼間とは雰囲気が違うような？」
「…………？」
「…………………」
首を傾げる2人を見ながら、私はぎゅっと自分のマジカルペンを握り締める。
この胸騒ぎが、ただの錯覚だと祈りながら。
No side
暗く深い地下。
『冥府』に降り立ったオルトは、声の言う通りに従う。
【さあ……】
【まずは『ケルベロス』を眠らせよう】
「このコマンドは取り消すことができません。実行しますか？」
オルトの声を聞きながら、声は笑う。
【時はきた いこう】
【全宇宙が僕らを待っている】
「生体認証完了。システム・オールグリーン。プログラムを実行します」
『ケルベロス』が眠る。
『冥府』の番犬が眠ると、『タルタロス』は歓喜の声を上げた。
深い霧が漂い、蓋の隙間から青ではなく緑の光が漏れだす。
声は万感の思いを抱きながら蓋の向こう側を見つめる。
【ああ……】
【この日がくるのをずっと待ち望んでた】
【僕たちなら】
【きっと未来を変えられる】
「ゼロをゼロのままにしないために……」
互いの思いを告げながら、オルトは蓋へ近づく。
蓋から漏れ出す光は、少しずつ人の形を成し、目の前にいる彼に微笑んだ。
【やっと会えたね】
そうして、2人は微笑みながら言った。
まったく同じ声と言葉で。
『――はじめまして
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時間の止まったリス - ついに今日ツイステ、新しい章の解禁ですね! 続編も楽しみにしてます! 夢主ちゃんの毒舌には毎回笑ってしまいますwww (2022年3月3日 7時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます(*≧∀≦*) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - い、いま、全部読んだんですが、最高すぎます！！！ 毎日読ませていただきます(上から目線っぽく感じてしまったら本当に申し訳ありません)！！ (2022年2月13日 19時) (レス) @page5 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年1月19日 20時
