＊ ページ2
ルーク先輩の演劇風自己紹介の後、海の下から“渡し守”が現れる。
「襲撃者を目視で捕捉。捕縛行動を開始する」
どうやら向こうは、排除ではなく捕縛にしたようだ。
まぁ、どうやってここに来たのか色々聞きたいから当然だ。
「あっ、ヴィルサンたちを攫った黒い鎧の奴らが出てきました！ってことは……ルークサンの見立ては正解だったってことだよね」
「ええ。こればかりは、賞賛せざるを得ないわ」
「ルークサンのユニーク魔法、うだでぇ！」
私と違って無の状態から見つけ出したルーク先輩の手腕に賞賛を送ると、彼は静かに指示を出す。
「いいかい、エペルくん、Aくん。ある程度戦ったら、すぐに降参するんだ。私達の目的は、彼らに勝利することではない」
「捕虜になって、嘆きの島に入ること……ですね！」
「ウィ。あの空飛ぶアーマーの前では、こちらが圧倒的に不利」
「向こうは最新鋭の飛行装置、こっちは伝統よき箒ですものね」
性能からして、こっちが一番低いものね。
「まずは足場を作るよ」
ルーク先輩が魔法で海水を凍らせ、浮島ができあがる。
これは、荒波から落ちないように気を付けないと。
ゆっくりと浮島に降りた私たちに、“渡し守”も同じように浮島に降り立つ。
魔法のオールを構える彼らに、私はマジカルペンを杖に変えた。
「これでよし……さあ、愛と美のための戦いが今……幕をあける！」
いつものように役者のような口調で宣言した直後、互いの魔法がぶつかりあった。
EPISODE6-38 来訪クレイジー！→←EPISODE6-37 到着ベース！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時間の止まったリス - ついに今日ツイステ、新しい章の解禁ですね! 続編も楽しみにしてます! 夢主ちゃんの毒舌には毎回笑ってしまいますwww (2022年3月3日 7時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます(*≧∀≦*) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - い、いま、全部読んだんですが、最高すぎます！！！ 毎日読ませていただきます(上から目線っぽく感じてしまったら本当に申し訳ありません)！！ (2022年2月13日 19時) (レス) @page5 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年1月19日 20時
