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EPISODE5-72 発表チャンピオン! ページ4

No side

ドラムロールが鳴る。
コロシアム中の誰もが優勝チームの発表を固唾を呑みながら待ち、そして――司会が優勝チームを告げた。

『ロイヤルソードアカデミーです!』

司会の発表に客席から歓声が上がり、ステージには色とりどりの紙吹雪が舞う。
さらに魔法で生み出された白い花火もステージの天辺で弾ける。

『会場中を温かい空気で包み込んだ『みんなでヤッホー』。見る者を一瞬にしておとぎの国へ誘う、彼らだからこそ表現できたピースフルなパフォーマンスでした!
 そして第2位は、ナイトレイブンカレッジ!1票差で惜しくも優勝を逃しましたが、高い歌唱力と技術力で圧巻のステージを見せてくれました』

司会が労うようにかける言葉は、ステージの上で目を見開いて固まる彼らの耳には届かない。

「ふなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??オレ様のツナ缶富豪の夢があ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「う…………嘘でしょ………………?」
「お、お姉ちゃん!?しっかりして!」

涙目で叫ぶグリムの横で、激しくショックを受けているのかAの身体が椅子から落ちそうになる。
ハルカはネージュたちが優勝した喜びより姉の落ち込み具合のほうが気になり、慌てて身体を支えた。

「…………お姉ちゃんでもショックを受けることがあるんだね」
「それは…………あるわよ。私だって、人間だもの」
「……そっか。そうだよね。ふふっ」
「?」

戸惑いも強かったが、今まで自分が見てきたものとは違う姉の姿が見れたことにハルカは少しだけ嬉しさを感じた。
肝心のAはそんな妹の反応に首を傾げた。

『素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた全ての学校の代表選手たちに、今一度大きな拍手を!』

コロシアムから拍手の洪水が起きる。
その拍手は、誰もがこのステージで夢のようなパフォーマンスをしてくれた選手たちに惜しみなく讃えていることが伝わってきた。

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ブロッサム(プロフ) - ありがとうございますーーー!!。・゚・(*ノД`*)・゚・。 (2022年2月20日 12時) (レス) id: 9aaad4e273 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - な゛か゛な゛お゛り゛て゛き゛て゛よ゛か゛っ゛た゛ーーーーー。゚(゚´Д`゚)゚。 (2022年2月20日 12時) (レス) @page2 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2021年3月21日 22時

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