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ちょうど作ったハーブティーがあるし、夕食後にでも出そうかと考えてた時。
「――残念だけど、その手土産は没収させてもらうわ」
横から現れたシェーンハイト先輩が、私の手にあったケーキ箱を取り上げた。
「へっ！？な、なんで！？」
「まったく、トレイは相変わらずね。『良かれ』で甘やかして相手を駄目にする一番気を付けなきゃいけないタイプの男」
(否定できないわね……)
シェーンハイト先輩の言葉に思わず共感してしまった。
「もしかして、オメーもリドルみてぇにルールだとかいって食料を捨てるつもりか！？食い物を粗末にするヤツはオレ様が許さねえんだゾ！」
「はぁ？なんの話？捨てるなんて言ってないでしょう。合宿前に大事な話をするから、みんな荷物を持ったまま談話室に集合してちょうだい」
「？」
シェーンハイト先輩の指示に疑問を抱きながらも、私たちは談話室に向かう。
「で、ヴィル。なんなんだ？大事な話って」
「みんな、持ってきた荷物を開けてみせてちょうだい」
「えぇ？荷物広げるなら部屋に行ってからのほうが……」
「いいから開けて」
にべもなく強く言われ、エースたちは荷物を開ける。
それを見て、シェーンハイト先輩がため息を吐いた。
「…………やっぱりね。新ジャガ1号、2号。なに？このスナック菓子と炭酸ジュースは。クッキーにキャンディ、チョコレートバーまである！」
「夜にお腹がすくので……」
「せっかくの合宿だし、Aたちと食おうかなって」
「それはいいけど……ちゃんと勉強道具も持ってきなさいよ」
エースとデュースのバッグの中身は、着替えと大量のお菓子とジュースが入っている。
しかもお菓子に潰れるように、数冊の教科書とノートが入ってる。
…………こんなんだからテストのたび赤点常連になるのよ、このバカコンビ。
「カリム。アンタの荷物も、大半が食べ物の入った容器じゃない！」
「おう！ジャミルに作ってもらった揚げ饅頭とクナーファっていう小麦粉の菓子だ。ナッツやチーズ、クリームなんかをのせるとうまい。お前らに食ってもらおうと思ってさ！」
「……とりあえず、出しておきますね」
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ブロッサム(プロフ) - 絵が上手くないので難しいです！むしろ誰か描いてください……！ (2021年2月10日 17時) (
レス) id: e227af577a (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月10日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2021年2月8日 16時
