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「良かった……本当に良かった……クルーウェル先生のデザインだったら、どうしようかと思った……」
「本当ですね……」
「でもどうしてクルーウェル先生が鉱山にいるの？これは『バルガスキャンプ』でしょ」
「念のために言っておきますけど、私もグリムもクルーウェル先生がいることは知りませんでした」
なんなら、戦闘中にようやく気づいたくらいよ。
「それについても、オレ様が説明してやろう」
そう言って、バルガス先生は語ってくれた。
今回の『バルガスキャンプ』の最終課題についてを。
「今回のキャンプは本来、前回と同じようにオレが最終課題でお前たちを襲う予定だった。だが、もし運動部の生徒が最終課題の内容を文化部に伝えていたら意味がない。いっそ課題内容を変えるかと考えていた時、クルーウェル先生が立候補してくれたんだ」
「文化部であるお前たちの指導は俺の役割だからな。課題は無事に終わった。この仮面はもう必要あるまい」
クルーウェル先生が仮面を取り外すと、坑道に向かって呼びかけた。
「お前たちも、もう出てきていいぞ」
「お前たち？もしかして……」
「もう終わったのか？」
「さすがに一晩中、誰にも見つからんように時間をつぶすのは骨が折れたわい」
「ツノ太郎にリリア先輩！」
現れたのは、今まで行方不明になっていた2人。
彼らの姿を見て、トレイ先輩は目を丸くした。
「マ、マレウス？クルーウェル先生とグルだったのか？」
「リリアさんも……もしかして、最初から全部知っていたんですか？」
「いいや、わしも2日目まではお主らと同じで何も聞かされていなかったぞ。昨日、クルーウェルに突然話しかけられてのう。わしとしたことが驚いてしもうたわ！」
カラカラ笑うリリア先輩を見て、バルガス先生は話を続ける。
「キャンプの初日……ドラコニアが坑道の課題を果たした姿を見て、クルーウェル先生と話し合ったんだ。このままでは……課題の難易度設定が滅茶苦茶になると！」
「ああ、なるほど。すごく納得しました」
「道具を使わずに魔法石を採っていたからな……」
「まさかあの程度のことが問題になるとはな。僕も予想外だった」
「普通の人間は、素手で硬い岩盤に埋まってる魔法石を採らないのよ」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
