＊ ページ43
ジェイド先輩の言うことはまともだけど、あの話を聞いた後じゃ全然響かない……。
「ヴィルさんも、なにか利益があるから救出しようとしているのでは？」
「勘違いしないで。アタシは箔どかどうでもいい。ただ、このままバルガスになにかあったら……さすがに寝覚めが悪いと思っただけ」
「え？……あ、そうか！」
「どうしました？」
「そういえば……バルガス先生はヴィルの魔法でまだ身動きできない状態のままだった！」
「えっ！？あれ、解いてなかったんですか！？」
「こんなことならバルガス先生にかけた魔法をさっさと解除しておけばよかったわ」
嘘でしょ……なんで解除しなかったのよ、この人たち！
道理でバルガス先生が無抵抗で攫われたわけよ！！
「なるほど……それは俺も責任を感じるな……。Aはどうする？」
「もちろん助けに行くに決まってます」
「お前ならそう言うと思ったよ。バルガス先生を窮地に追いやったのは、ある意味さっきの作戦を考えた俺だしな。一緒に助けに行こう」
「はい！」
「では、そろそろ出発しましょうか」
「ああ。途中でキャンプ場によって、必要そうなものも持っていこう」
そうしてキャンプ場に戻り、必要なものを用意する。
「火打ち石とたいまつ……そうだ、テント用のロープも外して持っていくか。あと、いざという時に使えそうなものは……」
「それにしても、静かね。課題が終われば、捕まっている部員もゴーストが解放するんじゃなかったの？」
「まあ、課題の終了を伝えるであろう肝心のバルガス先生が連れ去られたからな。坑道までは距離がある。周囲に気をつけながら進もう」
「わかりました」
一通りのものを持って、私たちは坑道へ向かって歩きだした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ツイステ」関連の作品
【イラスト集】VILLAINS【ツイステ】
【ツイステ】蛸ト鮫ト鱓 二匹目【BL】
闇のオークションで買った獣人が大きくなって求婚してくるまでの話。【レオナ・キ...
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
