EPISODE5-11 まさか実在したとは…… ページ41
「グリム！」
突然グリムとバルガス先生を攫った謎の存在。
突然の出来事に、誰もが困惑する。
「なんだったんですか、今の影は！あと少しで最後も『バルガスバッジ』を手に入れられたのに」
「これも課題のひとつ……では、なさそうですね。知っていたならグリムくんは動揺しなかったはず」
「……あのシルエット、まさか……」
「どうするのよ、これ……！」
最悪だ。こんなの、聞いていない。
あの鉱山の怪物かと思ったけれど、奴なら遠慮なく襲いかかってくる。
あれは間違いなく別の存在。
この山、一体どれだけの異形が潜んでいるのよ……！？
「落ち着いてくれ、A。確かにグリムとバルガス先生は心配だが……なんの準備もなく闇雲に追いかけても返り討ちにされるだけだ」
「トレイの言う通り。ここは冷静になって、状況を整理するべきよ」
「そうですね。個人的な意見ですが、まだ時間の余裕もあるかと思います。襲ってきたのが何者であったとしても、ただ害するだけが目的なら連れ去る必要がありません」
「確かに……恥ずかしい話、僕たちは不意をつかれて反応すらできませんでしたから。なんだったら、全員まとめてあの場で倒すことも可能だったと思います」
言われてみれば……あんなに鋭い爪を持っていたのに、襲うのではなく攫うという方法を取った。
一体なんのために……？
「わざわざ連れ去ったということは、なにか理由があるかもしれないってことね」
「ただ単に、獲物を巣でゆっくり食べたかっただけかもしれませんけどね。バケモノじみた外見でしたし」
「やめて。本当にそう思えてきた」
「確かに、シルエットはいかにもバケモノって感じだったな。取り急ぎ知りたいのは、あの影がいったいどこから来たのかってことだが……」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
