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2人の質問に、バルガス先生は首を横に振る。
「いいや。課題をサボっていた者たちは、最終課題を受ける価値なしと判断し……教育的指導を行った!!筋肉が成長する貴重なチャンスを無駄にするなど、言語道断。
ゴーストによる監視のもと、森の中にある山小屋でひたすらスクワットをさせている。すぐにキャンプ場に戻ってくるから、安心しろ」
やはり、というべきか。
サボった者の末路を聞いて、アズール先輩はざまぁみろと言わんばかりに顔を歪ませた。
「それで?結局、最終課題の結果はどうなったのかしら」
「結果は…………合格だ!!!見事このオレ様を相手に、朝まで全滅することなくやり過ごしたな。クローバー、アーシェングロット、ジェイド・リーチ、シェーンハイト……。
果敢に立ち向かうだけでなく、作戦を立てて罠にはめた冷静さは称賛に値する。ここにいない他の文化部員たちも、最終課題を合格に導いたお前たちの活躍に、感謝することだろう。
さすがは、テント設営でも優秀者だった4名だ。オレ様へ近付く紐そう遠くないだろう!さあ、4人分の『バルガスバッジ』を渡すから、オレの拘束を解いてくれ!」
「早くバッジを貰って帰りましょう」
「ああ、そうだな……」
未だ拘束されているバルガス先生を見て、ヴィル先輩が解こうとした時だった。
ガサッ……と何か聞こえた。
「…………?なんの音だ?」
「見てください。あそこの茂みの近く……なにか変なものが見えませんか?」
「変なものって……」
そう言われた先にあったのは、巨大な何か。
わかるのは、大きな頭と巨大な爪だけだ。
「……!」
「な、なんだアイツ……!?」
「あの丸い頭、大きな腕と爪……まさか!」
ヴィル先輩が何かを言おうとした瞬間、
「「ふなぁああああっ!?/うおぉおおっ!?」」
巨大な何かは2人を攫った。
「グリム!!先生!!」
「ああっ!?まだ『バルガスバッジ』を受け取っていないのに!」
「そこじゃないだろう……!みんな、大丈夫か!?」
「アタシたちは平気だけど、グリムとバルガス先生が……」
「謎の影にさらわれてしまいました……!!」
新たな襲撃者の登場と、2人の誘拐。
それは、私ですら予想できなかったハプニングだった。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2024年2月26日 23時