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「着地した瞬間、派手に滑ってそのまま湖に……！」
「着地しただけで、あんなに滑るかしら？」
「よかった……念のため、皆が来る前に湖の近くに生えている草を魔法で凍らせておいたんだ。あれだけの勢いで着地すれば、当然滑るさ」
「いつの間に……」
「敵を引き寄せるっていう危険な役割をヴィルに引き受けてもらった以上、失敗できないと思ってな」
「ふふっ、わかってるじゃない。上出来よ」
「グ……ガ……！？」
そうこうしていると、怪物が湖から上がろうと必死に足掻いていた。
「アイツが湖から出ようとしてきます！ヴィルさん、早く！」
「いよいよ作戦の仕上げね。そう慌てなくても、すでに……湖の水に“呪い”はかけてある！『
「ガ……ギギ……！」
そう、これが最後の一手。
3年生2人のユニーク魔法を使った、見事な作戦だ。
「……よし！あいつの動きが完全に止まった。これでもう俺たちには手も足も出ないだろう」
「僕たちの勝ちですね」
「いい運動になったわ」
「魔法石も足りるかどうか不安だったが、結構余ったな」
無事に作戦が成功して喜びあっていると、ヴィルはおもむろに訊ねる。
「そういえば……結局、この影は誰だったのかしら」
「実は……さっき、最初の襲撃のときよりはっきりと姿が見えたんだが……。体格は筋肉質。顔の情半分は隠れていて見えなかったが、かすかに笑っていたな」
「ということはやはり……」
「まさか本当に……こんな馬鹿馬鹿しいことを……」
「姿が見えていたなら、どうして最初から言わなかったのよ！本当にバケモノだったらどうしようかと思ったわ」
「わ、悪い……確証がなかったんだ。それに、相手が誰であれ本気で戦わなきゃいけなかったしな」
襲撃者の正体に気付いた面々に、トレイは最後の大仕事を言い渡す。
「それじゃあ、湖から襲撃者を引き上げて答え合わせといこうか」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
